政治集会の開催に伴う注意喚起(その6)

●累次領事メールのとおり、20日及び27日、ナイロビ市内及びケニア西部のキスム郡、ホマベイ郡等において、野党党首ライラ・オディンガ元首相の支持者による抗議行動が実施されました。これらの抗議行動において、デモ参加者と警察当局の間で衝突が発生し、多くのデモ参加者が逮捕され、死者も発生しています。

●27日にはナイロビ周辺において、ケニヤッタ前大統領及びオディンガ元首相の関連企業が襲撃・略奪された他、キベラスラムにおいて複数の宗教施設が放火される等の事案も発生しました。

●オディンガ元首相は、毎週月曜日と木曜日に抗議行動を実施する旨発表しており、明30日(木)も抗議行動が実施される事が予想されます。

20日及び27日の抗議行動において、ナイロビのCBDエリアやキベラ、マザレ等の各スラムで多数の衝突等が発生しており、明30日(木)についてもこれらの地域に特に注意する必要があります。また、キベラスラムに近いンゴングロード、ランガタロードでは支持者による道路閉鎖等によって交通渋滞が発生する可能性があるため、通行には十分注意してください。なお、ケニア西部のキスム郡では抗議行動を差し控えるよう郡知事からの指示がありましたが、念のため注意してください。

●これまでの抗議行動の際には、ナイロビ市内の多数の学校及び企業が休校及び休業を余儀なくされました。また、ナイロビ・CBDへの立入りが制限され、公共交通を含む交通への影響が見られました。在留邦人及び旅行者の皆様におかれては、各種情報に留意しつつ、治安に留意してください。

令和5年3月29日

ケニア日本国大使館

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