●25日午前9時30分頃、リーブルビル市Batterie IV地区で乗車した乗り合いタクシー内において、邦人がすりの被害に遭いました。
●乗り合いタクシー利用中のすり被害は、以前から多発しております。乗り合いタクシーの利用を極力避けるとともに、利用する場合には貴重品に十分注意し、運転手や他の乗客が不審な動きをしたら、すりや強盗などの犯罪を疑い、適切な防犯対策を講じてください。
すり被害の概要は次のとおりです。
・25日午前9時30分頃、邦人女性が単独で、リーブルビル市Batterie IV地区から流しの乗り合いタクシーを拾い、後部座席に乗車した。
・タクシーから降車しようとしたところ、ドアが開かなかったため、隣の乗客が横から覆い被さるように窓やドアを開けようとした。
・降車した際、所持していたバッグの留め具が開いており、ひもで繋がれた財布が外に出ていたためにバッグの中身を確認したところスマートフォンが無くなっていることに気がついた。
・隣の乗客が覆い被さるようにしてきた際に、バッグの中のスマートフォンを盗んだ可能性が高い。
ガボンでは、タクシー利用中のすり事件が、以前から多発しています。今後も同種被害に遭わないために、以下の点にご注意ください。
・極力単独でタクシーを利用しない。
・信頼できるタクシー会社からタクシーを呼んで利用する。
・流しのタクシーを拾う際は、見た目のきれいなタクシーを選び、既に乗客の多いタクシーには乗らない。
・運転手と乗客が共犯の可能性があることを念頭に置く。
・所持品は体に密着させ、手で覆うなど常に注意を払う。
・運転手と他の乗客をよく観察し、何か不審な言動があれば、すぐにタクシーを降りる。
・乗車する際は、登録番号、ナンバープレートを控えておく。
その他、過去に発生した同種すり事件の準備行為として、「邦人を選んで乗せようとする」、「理由をつけて助手席に座らせようとする」、「ミラーの角度を直して欲しいと頼まれる」、「後部座席の真ん中で乗客に挟まれる」、「乗客が話しかけてきて、会話に集中させる」、などの事例がありますので、被害防止の参考としてください。
万一被害に遭ったり、邦人が被害に遭ったとの情報を見聞きした場合は、在ガボン日本国大使館へご一報願います。
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在ガボン日本国大使館 領事班
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