【注意喚起】イランにおける抗議活動の発生(その5)

イランにおいて、ヘジャブ指導を受けた女性の死亡を発端とする抗議活動が首都テヘランを含むイラン全土で継続しており、引き続き不測の事態に巻き込まれないよう十分な注意が必要です。

1 イランにおいて、ヘジャブ指導を受けた女性の死亡を発端とする抗議活動が9月16日以降発生しており、特に9月19日以降はテヘラン市ほかイラン各都市の主要道路・広場において、抗議活動が散発的に発生し、複数の死傷者及び拘束者※が発生しています。また、イラン全土で当局のインターネット規制によるものとされる通信障害も発生している模様です。

※10月8日付の海外メディアの報道は、今次抗議活動によりイラン全土で185名が死亡した旨報じています。

2 テヘラン市内では、当初は広場、通り、大学等で夕刻(概ね18時頃)以降の抗議活動が発生する状況が見受けられましたが、最近は夕刻のみならず、日中においても散発的に市内各所で抗議活動が発生している状況も見受けられるほか、イラン各地での抗議活動の発生が報じられており※、引き続きインターネット通信が不安定な状況も続いております。また、イラン当局は今回の抗議活動において9名の外国人を拘束したと発表しています。

※最近の抗議活動としては、10月8日までの報道によると、テヘラン市ではバーザール地区、ファッラーフ地区、ナールマク地区、プーナク地区、シャフラケ・ガルブ地区、サアーダト・アーバード地区、カージ広場、シャリーフ地下鉄(駅)、ラーレザール、エンゲラーブ通り、ナーセル・ホスロー通り、シャリアティ通り等で抗議が行われ、一部地区では公共物の破壊やゴミ箱等への放火が見られたほか、イラン各地では、キャラジ、クルディスタン、ガズヴィン、ハマダン、イスファハン,シーラーズ、マシュハド、ヤズド、マーザンダラン等で抗議活動が行われたとされています。

3 つきましては、イランに渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、不測の事態に巻き込まれないよう当面の間、幅広く最新の情報の入手に努めつつ行動してください。また、抗議に参加する意図はなくとも、抗議活動の現場においてデモ隊と治安当局の衝突等に巻き込まれることにより、暴行を受けたり、身体を拘束されたりする等不測の事態に遭遇するおそれがあるため、抗議活動が行われている場所には近づかないなど、自らの安全確保に努めてください。

4 当地滞在中の邦人の方で、邦人の被害を知り得た方は、以下大使館代表電話に連絡をお願い致します。

5 連絡先及び問合せ先

在イラン日本国大使館 領事班

電話:+98-021-22660710(代表)

FAX :+98-021-22660746

e-mail: consular@th.mofa.go.jp

HP: http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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