【注意喚起】イランにおける抗議活動の発生(その6)

イランにおいて、ヘジャブ指導を受けた女性の死亡を発端とする抗議活動が首都テヘランを含むイラン全土で断続的に発生しており、引き続き不測の事態に巻き込まれないよう十分な注意が必要です。

1 イランにおいて、ヘジャブ指導を受けた女性の死亡を発端とする抗議活動が9月16日以降発生しており、特に9月19日以降はテヘラン市ほかイラン各都市の主要道路・広場において、抗議活動が散発的に発生し、複数の死傷者及び拘束者※が発生しています。また、イラン全土で当局のインターネット規制によるものとされる通信障害も発生している模様です。

※10月12日付の海外メディアの報道は、今次抗議活動によりイラン全土で201名が死亡した旨報じています。

2 テヘラン市内では、引き続き日中から広場、通り、大学等市内各所で抗議活動が散発的に発生しており、特に夕刻(概ね18時頃)以降の抗議活動が盛り上がりを見せている状況が見受けられます。また、イラン各地でも抗議活動の発生が報じられており※、全土でインターネット通信が不安定な状況も続いております。なお、イラン当局は今回の抗議活動において9名の外国人を拘束したと発表しています。

※10月12日までの報道によると、最近以下の地域等で抗議活動が行われたとされています。

テヘラン市北部〕

 ヴァリーアスル通り、タジュリーシュ広場、シャリアティ地下鉄駅 等

テヘラン市中部〕

 アルジャンティン広場、テヘラン大学、フェレスティーン通り、アミールキャビール工科大学、エンゲラーブ通り、エンゲラーブ通り、フェルドゥースィ通り 等

テヘラン市南部〕

 大バーザール、ラーレザール、ナーズィーアーバード 等

テヘラン市東部〕

 ネザームアーバード、ナールマク、テヘランパールス 等

テヘラン市西部〕

 シャフラケガルブ、アルザフラ大学、サーデギーエ 等

イスファハン市〕

 シャーヒンシャフル、バハーレスタン 等

〔シーラーズ市〕

 エラム庭園前 等

〔マシュハド市〕

 コウサル、フェルドゥースィ大学付近 等

〔キャラジ市〕

 ゴルシャフル、ゴウハルダシュト 等

〔その他の地域〕

 クルディスタン州(サナンタジ、サッゲズ、マリヴァーン、バーネ)、ケルマンシャー州(ケルマンシャー)、西アゼルバイジャン州(マハーバード、ブーカン)、マルキャズィ州(アラク)、ギーラーン州(ラシュト、ラーヒージャーン)、マーザンダラン州(サーリ、バーボル)、ブシェール州(ブシェール)、フーゼスタン州(アフワーズ)、ケルマーン州ケルマーン)等

3 つきましては、イランに渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、不測の事態に巻き込まれないよう当面の間、幅広く最新の情報の入手に努めつつ行動してください。また、抗議に参加する意図はなくとも、抗議活動の現場においてデモ隊と治安当局の衝突等に巻き込まれることにより、暴行を受けたり、身体を拘束されたりする等不測の事態に遭遇するおそれがあるため、抗議活動が行われている場所には近づかない、周辺状況を踏まえて早めの帰宅を行うなど、自らの安全確保に努めてください。

4 当地滞在中の邦人の方で、邦人の被害を知り得た方は、以下大使館代表電話に連絡をお願い致します。

5 連絡先及び問合せ先

在イラン日本国大使館 領事班

電話:+98-021-22660710(代表)

FAX :+98-021-22660746

e-mail: consular@th.mofa.go.jp

HP: http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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