【注意喚起】イランにおける抗議活動の発生(その4)

イランにおいて、ヘジャブ指導を受けた女性の死亡に対する抗議活動がテヘラン市含むイラン全土で継続しており、引き続き不測の事態に巻き込まれないよう十分な注意が必要です。

1 イランにおいて、ヘジャブ指導を受けた女性の死亡に対する抗議活動が9月16日以降発生しており、特に9月19日以降はテヘラン市ほかイラン各都市の主要道路・広場において、抗議活動が散発的に発生し、複数の死傷者及び拘束者※が発生しています。また、イラン全土で当局のインターネット規制によるものとされる通信障害も発生している模様です。

※10月2日付の海外メディアの報道は、今次抗議活動によりイラン全土で133名が死亡した旨報じています。

2 テヘラン市内では、これまでは広場、通り、大学等で夕刻(概ね18時頃)以降の抗議活動が発生する状況が見受けられましたが、ここ数日は夕刻のみならず、日中においても散発的に市内各所で抗議活動が発生している状況も見受けられるほか、イラン各地での抗議活動の発生が報じられており※、引き続きインターネット通信が不安定な状況も続いております。また、イラン当局は今回の抗議活動において9名の外国人を拘束したと発表しています。

※10月2日までの報道によると、テヘラン市ではボゾルグメフル通りとナーデリ通りの交差点、ボルヴァーレ・ケシャーヴァルズ通りからファーテミ通りまでの間のアミール・アーバード、カーレギャル通り、サアーダト・アーバード通り、ヴェサール通り、ハーフェズ通り、ジョムフリ通り、アーザーディ通り、イタリア通り、エンゲラーブ広場、バーザール地区、ラーレザールからヴァフダテ・エスラーミ通り、アブーサイード通り、シャリアティ通り及びテヘラン地下鉄等で抗議が行われたほか、イラン各地では、クルディスタン州(サナンダジ、サッゲズ等)、キャラジ、シーラーズ、イスファハンタブリーズ、マシュハド、ラシュト(ギーラーン州)、バーボル(マーザンダラン州)、マハーバード(西アゼルバイジャン

、ホッラムアーバード(ロレスタン州)、ブシェール、バンダル・アッバース等で抗議活動が行われたとされています。

3 このほか、帰宅途中の在留邦人が当地配車サービス(Snapp)の車両に乗車中、トラブルに巻き込まれる事案も発生しています。

4 つきましては、イランに渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、不測の事態に巻き込まれないよう当面の間、幅広く最新の情報の入手に努めつつ行動してください。また、抗議に参加する意図はなくとも、抗議活動の現場においてデモ隊と治安当局の衝突等に巻き込まれることにより、暴行を受けたり、身体を拘束されたりする等不測の事態に遭遇するおそれがあるため、抗議活動が行われている場所には近づかないなど、自らの安全確保に努めてください。

5 当地滞在中の邦人の方で、邦人の被害を知り得た方は、以下大使館代表電話に連絡をお願い致します。

6 連絡先及び問合せ先

在イラン日本国大使館 領事班

電話:+98-021-22660710(代表)

FAX:+98-021-22660746

e-mail: consular@th.mofa.go.jp

HP: http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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