自動車内からの携帯電話盗難(ひったくり)事案の発生

【ポイント】

●被害者が自動車運転中、信号待ちで一時停車していたところ、物売りの男に自動車車内の携帯電話をひったくられる事件が発生しました。乗車中はもとより信号待ちで一時停車中についても、感染症予防の観点から換気のため窓ガラスを開ける際は、必要最小限の隙間とし、物売り等から手を車内に入れられない様ご注意願います。

【本文】

 以下のとおり、当地住民から携帯電話盗難被害の情報提供があったところ、邦人の皆さまにおかれましては同様の手口にご注意願います。

1 日時

 5月24日午後6時20分頃

2 場所

 ブエノスアイレス市バルバネラ地区リバダビア通りとパソ通りの交差点(Av. Rivadavia y Paso)

3 被害

 携帯電話

4 状況

(1)被害者が自動車を運転中、上記交差点において信号待ちしていたところ、物売りの男が運転席側窓の隙間からティッシュを入れ込んできた。

(2)物売りの男が信号待ちの前方の車から順次、ティッシュを回収しながら近付いてきたので、被害者がティッシュを返そうと窓を少し開けた時に、何者かが外部から助手席側(反対側)のガラスを強打した。被害者が注意をひかれている隙に、物売りの男が車内に手を伸ばし、被害者の腕を押さえて、上着の前ポケットに入っていた携帯電話を抜き取って走り去った。

5 防犯対策

(1)信号待ち時におけるティッシュ等の物売りは、ブエノスアイレス市内及び周辺等人口密集地でよく見られる光景ですが、本事案は、運転席側の物売り兼ひったくり役及び助手席側をタイミング良く強打して被害者の注意を引き付ける役という複数人による計画的な犯行です。

(2)乗車間、感染症予防の観点から換気のため窓ガラスを開ける際は、必要最小限の隙間とし、物売り等から車内に手を入れられない程度に止める。

(3)タクシー等乗車時においても、通りすがりのバイクが車内に手を突っ込んで携帯電話をひったくる盗難事件が発生しているので、換気のため窓を開ける際は、同様に必要最小限とする。

(4)信号待ちの際は特に注意し、一時的に窓を閉めて、物売り・物乞い等を確認したら、拒絶の意思表示をする。

6 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますのでご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

在アルゼンチン大使館領事班

電話:011-4318-8220

メール:conbsas@bn.mofa.go.jp

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