ラマダン期間中の犯罪被害の増加に伴う注意喚起

モーリタニアでは、4月2日(土)頃から5月3日(火)頃までラマダンが行われます。毎年、ラマダンの時期は、スリ、ひったくり、車上ねらい等の犯罪が増加する傾向があるのでご注意ください。

4月2日から5月3日のラマダン期間中は、特に金品目的の犯罪増加が予想され、首都ヌアクショットでは、スリやひったくり、車上ねらいの被害に加え、空き巣や夜間に居宅に侵入して金品を盗む窃盗も発生していることから、被害に遭わないよう以下のポイントにご注意ください。

●市場やスーパーマーケットの前では特に周囲に注意する。

市場ではスリが、スーパーマーケット前ではひったくりが多く発生しています。

●携帯電話を片手に歩かない。

携帯電話を狙ったひったくりが発生しています。スマホを見ながら外を歩くのは危険ですのでやめましょう。

●車内にカバンなどを置いて車を離れない。

車両の窓ガラスを割って車内から金品を盗む手口が横行しています。車内の見える場所にカバンなどを置かないことが大切です。

●停車中に追突されてもすぐに外に出ない。

信号待ちの前の車にわざと軽く車をぶつけて、運転手が出てきた隙に助手席に置いてあるカバンを共犯者が盗むという手口が報告されています。追突されてもすぐに車外に出ないで、まずは周囲の状況を確認しましょう。

●徒歩で移動する際は、周囲の車の動向に注意する。

車で歩行者に近づき、車内から手を伸ばして歩行者が肩にかけていたバッグをひったくる事件が発生しています。バッグ等を所持する場合は、バッグが目立たないよう工夫し、ひったくられた際は、引きずられないようすぐバッグを放しましょう。

●自宅の扉や窓は必ず施錠する。

外出する際は、必ず自宅の扉や窓の施錠を行いましょう。在宅中も、何時間も開けっ放しにするのは避けましょう。特に夜間は、必ず全ての扉や窓を確実に施錠し、訪問者があっても不用意に鍵を開けないでください。

●敷地内に侵入された場合は、防犯ベルや笛等を吹鳴させ周囲にいち早く知らせる。

敷地内に侵入した不審者を発見した際は、防犯ベル等を吹鳴させ周囲に異常を知らせることが肝心です。防犯ベルや笛の音は不審者を追い払う効果もあることから、常備しておくとよいでしょう。

●自宅内に侵入された場合は、直ちに避難部屋に避難し、警察等に助けを求める。

自宅内に侵入された場合は、直ちに避難部屋(寝室等施錠して閉じこもることができる部屋)に避難し、警察等に助けを求めましょう。この時も防犯ベル等を駆使して近所に異常を知らせることが肝心です。

●相手と対峙した場合は、絶対に抵抗しない。

万が一、避難部屋に侵入される等して相手と対峙した場合は、相手を刺激しないよう常に冷静に行動することが大切です。絶対に抵抗することなく、両手をあげて無抵抗の意思を相手に伝えましょう。この時、なるべく相手の顔を見ないようにしましょう。金品を要求された時は、相手にゆっくりと現金を差し出し、さらに要求された場合は、それ以上ないことを冷静に伝えましょう。

【お問合せ先】

モーリタニア日本国大使館

代表電話:4525-0977

メール:ryojimauritanie@nc.mofa.go.jp(領事担当)

緊急連絡(休日・夜間):4600-1717(領事担当)

ホームページ:https://www.mr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。