新型コロナウイルス関連情報（１月８日現在：感染状況、入国制限、国内制限措置）

○ポイント

●１月７日午前０時から８日午前０時における、新たな感染者数は合計２，０４５名、累計感染者数は１３６，１９７名です。

●入国制限及び往来制限国（レッド）リストの改訂、国内制限措置の変更及び延長があります。詳しくは本文をご確認ください。

●感染拡大が続いており、新規感染者数や死亡者数が多くなっています。引き続き、最新情報を入手し、感染予防に努めて下さい。

○本文

１　感染者数関連情報

　１月７日午前０時から８日午前０時の新規感染者数は２，０４５名、現在の入院者数１，１６０名、集中治療室収容者数１９１名です。関係当局によれば、これまで計８１１，４９５名を検査し、計１３６，１９７名の感染が確認されています。死亡者数は２５名増加し、計２，９４７名です。

（地域別感染者数（７日から本日までの増加人数））

スロベニア中心部　　　　　　　：３２，０２９　（＋４４０）レッド

ドレンスカ・ベラクライナ地方　：１１，１３１　（＋１４６）レッド

サヴィンスカ地方　　　　　　　：１８，８８５　（＋２４６）レッド

ポドラウスカ地方　　　　　　　：２０，９７７　（＋３４５）レッド

ゴレンスカ地方　　　　　　　　：１４，８７３　（＋１６７）レッド

ポムルスカ地方　　　　　　　　：　９，９６９　（＋１２５）レッド

オバルノ・クラシュカ地方　　　：　４，５６８　　（＋９７）レッド

ゴリシュカ地方　　　　　　　　：　５，２８１　（＋１９８）レッド

コロシュカ地方　　　　　　　　：　５，８７４　　（＋９８）レッド

プリモルスコ・ノトランスカ地方：　２，８１５　　（＋４３）レッド

ポサウスカ地方　　　　　　　　：　５，８８６　（＋１１７）レッド

ザサウスカ地方　　　　　　　　：　３，６４１　　（＋５３）レッド

その他調査中　　　　　　　　　：　　　２６８　　（−３０）

(内数名が外国人と報じられています。)

※（地域別感染者数：出典）COVID-19トラッカーSledilnik

https://covid-19.sledilnik.org/sl/stats

２　入国制限に関する変更事項

（１）往来制限国（レッド）リストの改訂

　往来制限国（レッド）リストが改訂されました。日本は引き続きレッドリストには掲載されておりません。レッドリストの詳細は、スロベニア政府ホームページをご確認ください。

https://www.gov.si/novice/2021-01-07-47-redna-seja-vlade-republike-slovenije/

（２）レッド国からの入国にかかる陰性証明または自主隔離免除事項が拡大されました。明９日より、入国後の自主隔離が免除される要件である陰性証明について、４８時間以内にEU、シェンゲン、スロベニアのいずれかで発行されるものについては、PCR検査によるものに加え、簡易抗原検査による陰性証明も有効となります。また、EU、シェンゲン、スロベニア以外で発行されたPCR検査による陰性証明が有効となります。

（３）国境で実施されていた簡易抗原検査は、明９日より廃止されます。

（４）これまで、入国後５日間の自主隔離の後に新型コロナの検査を実施し、陰性が証明された場合に、自主隔離の早期解除が可能であったのは、スロベニア国籍の者のみでありましたが、明９日より、この自主隔離早期解除に係る措置は、レッド国から入国して自主隔離を行う全ての者に拡大されることになりました。

（５）明９日より、レッド国からの入国に係る陰性証明または自主隔離免除事項に、以下の条件が加えられます。

　−スロベニア共和国、EU加盟国、シェンゲン域での教育、訓練、科学研究への関与により、毎日または時折国境を越え、出入国することが証明できる者。当該人物が未成年者であるか、その他の理由で一人で移動できない場合、当該人物を輸送する者も同じ条件で入国できるが、輸送後直ちに国境を越えて出国することが求められる。

　−スポーツ競技やトレーニングを目的として入国する、登録済みのアスリート、審判員、代表者、スタッフ等が提示できる陰性証明について、簡易抗原検査によるものは認められない。

３　国内規制の延長と変更

（１）消費者への商品販売及びサービス提供の一時的な禁止に関する政令の変更と延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　例外的に営業が許可されている店舗・サービス等は、下記の通りです。

　-農産物の販売を含む、主に食品、パーソナルケア、クリーニング用品を販売する店舗（ただし、これらの店舗での衣料品、靴、技術用品の販売を除く）

　-薬局

　-医療および整形外科関連の店舗

　-農業に関する店舗

　-ガソリンスタンド

　-郵便局

　-銀行および保険サービス

　-配達サービス

　-煙突掃除

　-午前6時から午後9時までの、消費者との接触が最小限に抑えられる収集ポイントでの商品または食品の引渡し（テイクアウト等）

　-安全と健康を確保するための緊急サービス

　-個別の非医療カウンセリング及びセラピーサービス

　-食品マーケット

　-キオスク

　-理髪店

　-測量（新規）

　-居住者等のいない建物や敷地の建設工事（新規）

　-清掃サービス（新規）

　-医療ペディキュア（新規）

（２）映画館を含む文化的サービスの提供の一時的な禁止に関する政令の変更と延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　本８日まで、全国的な図書館の開館と、一部地域（スロベニア中心部、ゴリシュカ、オバルノ・クラシュカ、ゴレンスカ、プリモルスコ・ノトランスカ地域）における美術館及びギャラリーの開館が許可されておりましたが、明９日より、図書館においては事前予約した書籍等のピックアップのみが許可され、美術館及びギャラリーについては、全国的に閉鎖されます。屋外の文化遺産の見学（ガイドなし）は引き続き許可されています。

（３）人々の移動と集会・集まりの一時的な制限に関する政令の延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　−家族等生計を共にする者との集まり・集会以外は、レセプションや結婚式等を含め、全て不可

　−夜間（午後9時〜午前6時）の移動禁止（緊急の活動等、例外あり）

　−地方自治体間の移動禁止（レクリエーションスポーツ及び野外活動で自宅のある地域内での移動を含め、例外あり）

（４）国境における新型コロナウイルスの蔓延防止措置に関する政令の変更と延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　変更点の詳細は、「２　入国制限に関する変更事項」をご確認ください。

　−レッド国からの入国する場合、１０日間の自主隔離または陰性証明の提示が必要（例外事項あり）

　−規定された国境地点以外における入国の禁止（国境付近の地域住民等の例外あり）

（５）大学を含む教育機関での集会・集まりの一時的な禁止に関する政令の延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　−幼稚園、小中学校、大学等を含む教育機関の閉鎖及びリモート学習への切替（緊急を要する保育、学生寮の使用等の例外あり）

　−特別支援を要する生徒のための学校は例外とする

（６）新型コロナウイルスの感染及び蔓延リスクを減らすための一時的な措置に関する政令の延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　−屋外の公共の場でのマスク着用及び手指の消毒の義務

（７）国内の旅客輸送の一時的な制限及び輸送方法に関する政令の延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　引き続き、路線バス、電車等の国内輸送の運用は一定の条件下で許可されております。ただし、本８日より、人を輸送するためのすべてのケーブルカーの運用は禁止されました。例外は、救急医療、医療支援、保護および救助のための人の輸送及び活動が許可されているプロアスリート、コーチ、その他競技会の主催者の輸送です。

（８）スポーツ活動の一時的な制限に関する政令の延長

（期限：１月１５日２４時まで）

　引き続き、スポーツ施設の一般利用等は例外を除き禁止されております。ただし、明９日より、正規に登録されている１５歳以上のトップアスリート（オリンピック、インターナショナル、ワールドクラス）に限り、スポーツ活動が許可されます。また、これまで許可されていた、家族または同一世帯の者によるスポーツ活動について、屋外での活動は許可されますが、屋内でのスポーツ活動は禁止されることとなりました。

【参考情報】

１．新型コロナウイルス感染症に関連する各種問い合わせ先について

スロベニア政府はホームページで、以下の連絡先について紹介しておりますので、共有いたします。

（１）自主隔離（自己検疫）に関連する情報は、下記の保健省の連絡先から入手できます。

電話番号：+386 (0)1 478 68 48 （8時30分から15時30分まで）

メール：karantena.mz@gov.si

（２）健康に関する推奨事項と指示については、国立公衆衛生研究所にご連絡ください。また、国立衛生研究所のウェブページからも確認できます。

https://www.nijz.si/

電話番号：+386 (0)1 2441 729

（３）国境通過に関する質問については、下記の警察のコールセンター（新型コロナウイルス関連の情報提供）もしくは、メールでお問い合わせください。

電話番号：+386 (0)1 514 70 01

メール：info.koronavirus@policija.si