クレジットカード詐欺に対する注意喚起

チューリッヒ空港において邦人を狙ったクレジットカード詐欺及び同未遂が再度複数発生しました。

1.本年1月17日,11月7日付メールで注意喚起しましたクレジットカード詐欺被害及び同未遂が12月20日,21日にも再度発生しました。いずれも身長が180〜185センチメールくらいの肌が黒い人種であり,チューリッヒ空港で日本行き搭乗を待っている日本人をターゲットにしています。「タナカさんに電話したいのでクレジットカードを貸して欲しい」あるいは,「タナカさんにお金を借りるまでの間100スイスフランを渡すからクレジットカードを貸して欲しい」と片言の英語で巧みに近づいてきます。

過去に被害に遭った事例では,後刻カードを停止した段階で既に数万円から数十万円の無断使用が確認されました。

2.日本人を狙った犯行であることから,チューリッヒ空港を利用する際は,以下の対策に留意し,十分注意してください。なお,引き続きフランクフルト空港やミラノ・マルペンサ空港,及びミラノ中央駅においても同様の手口が確認されておりますので,都市や場所に関係なく,このような声かけには十分注意してください。

(2019年11月7日付注意喚起メール)

1.昨年5月16日付メール及び本年1月17日付メールで注意喚起しましたクレジットカード詐欺被害及び同未遂が再度発生しました。いずれも身長が180〜185センチメールくらいの肌が黒い人種であり,「タナカさんに電話したい」と言っていることから同一人物による犯行と思われます。

従来の手口からの異なる点は,声をかけクレジットカードを借りた後,自身の荷物をその場に置いたままその場を離れてしまい,カードを貸した方は荷物を見ておくため,その場から動くことができませんでした。足止めさせる手口と思われます。

被害に遭った事例では,後刻カードを停止した段階で既に数万円の無断使用が確認されました。

2.日本人を狙った犯行であることから,チューリッヒ空港を利用する際は,以下の2018年5月16日付注意喚起メールに記載の対策に留意し,十分注意してください。なお,ミラノやジュネーブにおいても同様の手口が確認されておりますので,都市や場所に関係なく,このような声かけには十分注意してください。

(2018年5月16日付注意喚起メール)

 チューリッヒ空港内にて,見知らぬ男性から英語で,友人の日本人が飛行機に乗り遅れたので,公衆電話より電話をかけてほしいと依頼された。クレジットカードを使用しても電話ができず,数枚のカードを試しているうちに,同種のカードとすり替えられていた。その間,当該人物は,荷物を残し,インフォメーションセンターに行くとして何度かその場を離れていた。日本に帰国後,確認するとカードが不正に使用されており,かつ,同じ会社の他人名義のカードにすり替えられていた(本事案では楽天カード)。

(対策)

・見ず知らずの人に支援を求められても,容易に信用せず,警察に相談するよう返答する。

・クレジットカードが相手の手に一瞬でも渡った場合は,すり替えられている可能性もあるので,カード名義をすぐに確認する。

・不正使用の疑いがある場合は,クレジットカード会社に通報し,カードを止める。

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