クレジットカード詐欺に対する注意喚起(ジュネーブ空港での被害発生)

●欧州各地で発生している邦人を狙ったクレジットカード詐欺事件が、今年7月6日にジュネーブ空港で発生していたとの情報がありましたので、ご注意ください。

1 今年7月6日、ジュネーブ空港においてクレジットカード詐欺被害が発生しました。犯人の特徴や犯行の手口については、以下のとおり欧州各地で発生した詐欺事件と酷似していますが、ジュネーブ空港では、空港内ターミナルのみならず他の建物へと場所をかえつつ、クレジットカードを盗み取ろうとしていました。このような状況に接した場合には、落ち着いて、毅然と断るか、その場からを立ち去ってください。

・肌の黒い男性、年齢不詳、終始英語を話す。

・「○時までに」、「時間が無い」と常に焦ったそぶりを見せ、邦人に落ち着いて考える隙を与えない。

・荷物をたくさん持っており、リュックには航空会社の荷物タグが付いているなど、今にも本当に飛行機に乗るところと思わせる風貌。

・邦人に対して、何時の飛行機に乗るのか、どこに住んでいるのかなどを質問し、それに合わせて「福島で仕事をしたことがある」「これからタナカさんと一緒に仕事で日本に行くのだが、タナカさんは先に搭乗口に向かってしまったので一人で困っていた」などと発言し、日本人に親近感を感じさせる。

・いきなりクレジットカードを手渡すことは要求せず、最初は機械操作などが上手くいかないよう見せかけながら、邦人にも行動させる。

・機械操作時、画面の表示を英語以外の外国に切り替え、邦人の混乱を誘う。(注:ジュネーブ空港では、スペイン語表示を選択。)

・100スイスフランの手渡しや、荷物を全て置いくなど、警戒を解かせるような行動を随所でとる。

2 また、日頃から以下の予防策を心がけてください。

・見知らぬ人から声を掛けられても容易に信用しない。少しでも不審に感じた場合にはすぐにその場を立ち去る。

・クレジットカードやキャッシュカードを見知らぬ人に渡さない。人通りの多い場所では安易に財布を取り出さない。

・ATMを操作する際には、周囲に不審な人がいないか警戒を怠らない。特に、パスワードを脇から覗き見られないよう注意して操作する。

・万が一クレジットカードやキャッシュカードの不正利用に気付いた場合は、直ちにカード会社に通報し機能停止手続を依頼するとともに最寄りの警察に被害を届け出る。

 なお、同様のクレジットカード詐欺は、チューリッヒ、フランクフルト、ミュンヘン、ミラノでも発生しており、手口が非常に酷似しています。同一人物又は同一グループの犯行が考えられ、邦人をターゲットにしていることが明らかです。また、スイス国内の国際空港だけではなく、人の往来の多い比較的規模の大きな駅などにおいても同様の被害に遭わないよう十分にご注意ください。

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