ギリシャ気候危機・市民防災省等は、本日から1月31日(水)にかけて、ほぼ全国的に降雪を伴う寒波が、及びエーゲ海中部及び南部において豪雨及び暴風が見込まれるとして注意を呼びかけています。
1 詳細は次のとおりです。
以下の地域では、山岳や山間部で降雪が見込まれています。
ア 1月29日(月)
テッサリア(特にマグニシア)、スポラデス諸島、中央ギリシャ東部(特にビオティア及びフシオティダ)、エヴィア島、アッティカ(特に北部)、及びペロポネソス半島北部・東部、及びクレタ島
※アッティカ(特に東部・北部・西部)は、比較的標高の低い地域(推定標高300〜400メートル)でも夕方から降雪が見込まれています。
イ 1月30日(火)
テッサリア(特にマグニシア)、スポラデス諸島、中央ギリシャ東部(特にビオティア)、エヴィア島、アッティカ(特に北部)、ペロポネソス半島北部・東部、及びクレタ島
ウ 1月31日(水)
中央ギリシャ東部、エヴィア島、ペロポネソス半島北部・東部、及びクレタ島
※クレタ島以外は早朝から回復の見込み、クレタ島は同日夕方から回復の見込みです。
2 以下の地域では、豪雨や暴風等が見込まれています。
(1)1月30日(火)から豪雨の見込み
●早朝から:スポラデス諸島、エヴィア島、キクラデス諸島、クレタ島
※クレタ島以外の地域では翌31日朝から、クレタ島では翌日午後から弱まる見通しです。
(2)1月30日(火)から暴風の見込み
●早朝から:エーゲ海北部・中部・南部
※翌31日朝から弱まる見通しです。
※強風の場合は、フェリーの運行状況にも影響が出る可能性もありますので、ご利用予定の方はご留意ください。
3 なお、現時点での報道等によると、降雪により次のような影響が出ています。
●アッティカ県及びアテネの一部山間部で通行止めの措置が取られています。
●エヴィア島等の一部地域では休校措置が取られています。
4 同省は必要に応じて、地域別に「112番」から携帯電話への緊急メッセージを送信しています。また、この悪天候に対し、以下の内容を呼びかけています。
・交通に関する最新情報の入手に努め、当局の指示に従う。
・悪天候の際は、不要不急の外出を控える。
・一部地域では車のタイヤチェーンの搭載等の滑り止め対策が義務化されている場合があります。チェーンの搭載(降雪時は装着)がない場合は、違反金が課されることもあります。
※ギリシャ警察によると、アッティカ県においては29日(月)午後10時から、車のタイヤチェーン搭載等は義務とされています。
・悪天候の際は、海域・沿岸部での活動は避ける。
・川や沢(雨季・洪水時のみ水の流れる河川を含む)、氾濫した道路等は、車でも徒歩でも一切横断しない。
・強風の際は、大きな木や標識等、倒れたり落下の危険性のあるものに近づかない、また、その近くに駐車しない。
・危険な時は、「112番」(緊急サービスに繋がる欧州共通緊急番号)、または「100番」 (ギリシャ警察)、「199番」(ギリシャ消防庁)、「166番」(ギリシャ救急救命)に連絡する。
今後の積雪状況によっては、さらなる公共交通機関の運行や道路状況にも影響が出る可能性もありますので、皆様方におかれましては、引き続き最新情報にご留意ください。また、積雪による交通事故や転倒などにもくれぐれもご注意ください。
(参考サイト)
●ギリシャ気候危機・市民防災省
https://www.civilprotection.gr/el
在ギリシャ日本国大使館(領事部)
Embassy of Japan in Greece
46, Ethnikis Antistasseos St. , 152 31 Halandri
TEL :210-670-9910, 9911 FAX :210-670-9981
H P :http://www.gr.emb-japan.go.jp
e-mail :consular@at.mofa.go.jp