悪天候「DANIEL」に係る注意喚起

ギリシャ気候危機・市民防災省等は、昨日4日から見込まれていた全国的な悪天候と気温急降下に関し、予報情報を更新するとともに、引き続き暴風雨、落雷、雹等に対して注意を呼びかけています。

現時点で、降雨は特にテッサリア、スポラデス諸島、中央ギリシャ中部・東部、エヴィア島北部、ペロポネソス半島で見込まれています。概要は次のとおりです。

1 主な暴風雨・降雨情報

(1)9月5日(火):本日5日は、特に激しい豪雨が見込まれています。

●午後まで:アッティカ県(一時的)及び、イピロス、イオニア諸島、中央ギリシャ西部・中部・東部(特に、エヴリタニア、フシオティダ、ヴィオティア)、ペロポネソス半島西部・東部・南部、マケドニア中部(特にピエリア、イマシア、ハルキディキ)、テッサリア、スポラデス諸島、エヴィア島、クレタ島西部、キクラデス諸島西部、北エーゲ海諸島

(2)9月6日(水)

●朝から:アッティカ県(一時的に特に南部海岸地域)テッサリア、スポラデス諸島、中央ギリシャ中部・東部(特にエヴリタニア、フシオティダ、ヴィオティア)、 エヴィア島(特に北部)、ペロポネソス半島東部・南部、クレタ島西部・南部

●夕方から:テッサリア、スポラデス諸島、エヴィア島北部以外では悪天候現象は弱まりますが、同地域の悪天候は7日(木)まで続く見込みです。

(3)強風は、特に5日(火)夜まで北エーゲ海で見込まれています。

※強風がある場合は、フェリーの運航に影響が出る可能性がありますので、ご留意ください。

2 悪天候「DANIEL」の影響

現時点での報道等によると、特にテッサリア県マグ二シア郡において洪水等による被害が出ています。同地域では1名が土砂崩れ等により死亡、1名が氾濫した河川で行方不明と報じられています。マグニシア郡各地では、警察が外出自粛を呼び掛けており、同地域周辺の幹線道路等の交通止め規制が実施されています。また、家屋・店舗・病院等の浸水被害や停電が相次いでいるとのことです。

その他の地域では、エヴィア島、フシオティダ、ピエリア、スポラデス諸島で悪天候が現在進行中とのことです。

ギリシャ気候危機・市民防災省は、以下のような内容を呼びかけています。

・テレビ、ラジオ等を通じて最新情報の入手に努め、当局の指示に従う。

・不要不急の外出を控える。

・川や沢(雨季・洪水時のみ水の流れる河川を含む)、氾濫した道路等は、車でも徒歩でも一切横断しない。

・海域、沿岸部、川、湖の近くでの活動は避ける。

・強風の際は、大きな木や標識等、倒れたり、落下の危険性のあるものに近づかない、また、その近くに駐車しない。

・落雷の際は、金属の表面に触れない、郊外では孤立した高い木や電柱から離れる、髪の毛が逆立つような感覚があるときは、その場にしゃがむ。

・危険な時は、「112番」(緊急サービスに繋がる欧州共通緊急番号)、または「100番」 (ギリシャ警察)、「199番」(ギリシャ消防庁)、「166番」(ギリシャ救急救命)に連絡する。

皆様方におかれましては、引き続き最新情報にご留意の上、安全の確保に努めてください。また、被害に遭われた場合や、ご家族や日本人のご友人と連絡が取れない場合は、当館領事部までご連絡ください。

(参考サイト)

ギリシャ気候危機・市民防災省 https://www.civilprotection.gr/el

ギリシャ気象庁 http://www.emy.gr/emy/el/

ギリシャ日本国大使館(領事部)

Embassy of Japan in Greece

46, Ethnikis Antistasseos St., 152 31 Halandri

TEL :210-670-9910, 9911

FAX :210-670-9981

H P :http://www.gr.emb-japan.go.jp

e-mail :consular@at.mofa.go.jp