【ポイント】
●ウクライナとの国境沿いではロシア軍の増強等により緊張が高まっており、予断を許さない状況が続いています。隣国ベラルーシでは、2月10日から20日までの間の予定でロシアとの軍事演習が開始され、また、最近ロシア軍の艦船が新たに黒海に入りました。更に、ウクライナ側でも軍事演習が行われており、更に緊張が高まっています。関係国による外交努力の動きがある一方で、今後事態が急変する可能性があります。
●これらの状況を踏まえ、日本国政府は、ウクライナ全土に対して危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出し、商用便等が運航されている今、これらを利用してできるだけ速やかに出国することを強くお勧めしています。
●出国に際しての参考情報を、本領事メールの本文に掲載しておりますので、そちらもご参照ください。
●未だウクライナに滞在中の方は、緊急事態発生時に備え、改めて貴重品を直ぐに持ち出せるよう安全な場所に予めまとめて保管する、備蓄品の準備、避難場所の確認等を確実に行ってください。
●在ウクライナ日本国大使館は、ウクライナ滞在の日本人の方に直接電話やメールをして、出国の意向などについてお伺いしています。まだ、当館とコンタクトを取られたことがない方は、当館まで至急ご連絡ください。
●在ウクライナ日本国大使館は、現在もキエフにて邦人保護業務などの領事業務等を継続していますので、ご相談や連絡事項等あれば、お気軽にご連絡ください。
【本文】
1 ウクライナとの国境沿いではロシア軍の増強等により緊張が高まっており、予断を許さない状況が続いています。隣国ベラルーシでは、2月10日から20日までの間の予定でロシアとの軍事演習が開始され、また、最近ロシア軍の艦船が新たに黒海に入りました。更に、ウクライナ側でも軍事演習が行われており、更に緊張が高まっています。関係国による外交努力の動きがある一方で、今後事態が急変する可能性があります。
2 ウクライナ出国に際しての参考情報
(1)現在の主な商用便の運航状況
・キエフ、リヴィウ、オデッサ、ハルキウ、ザポリッジャ等からの便は、一部の航空会社を除き運航継続中
(2)日本渡航及びウクライナ出国時の主な注意点や参考情報は以下のとおりです。
・新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置(最新情報については、ご利用予定の航空会社や旅行会社等にも直接ご確認ください。)
−https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
・新型コロナPCR検査(陰性)証明書の入手
−日本の所定フォーマットへの証明書交付可能機関リスト
https://www.ua.emb-japan.go.jp/files/100220350.pdf
−日本のフォーマットを利用できない場合でも、要件を満たせば有効と取り扱われます。
要件(日本語版):https://www.mhlw.go.jp/content/000825143.pdf
(英語版):https://www.mhlw.go.jp/content/000825144.pdf
−厚生労働省HP「検査証明書の提出について」:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
・質問票(QRコード)の準備
−チェックイン時、質問票QRコードの提示を求められる場合があります。
質問票:https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/
3 ウクライナ出国の際のお願い
ウクライナ出国の際は、以下の情報を、当館領事メール (ryouji@kv.mofa.go.jp)宛てにご連絡願います。
・氏名
・ウクライナ出国日
・出国先
・利用航空便名
4 外国籍の配偶者やお子様の日本の査証(ビザ)交付に関するご相談等は、ご事情と以下の情報を当館領事メール(ryouji@kv.mofa.go.jp)宛てにご連絡願います。
・質問者氏名
・連絡先
・査証申請者の旅券情報(写真面のコピー)
・申請者と日本人の家族関係、ウクライナ出国希望日
5 緊急事態が発生すれば、今は購入できる食料・燃料(ガソリン含む)などの生活必需品を入手できなくなる可能性があります。未だウクライナに滞在中の方は、改めて1月19日スポット情報も参考に、旅券(パスポート)、現金(米ドル、ユーロ推奨)、貴重品を直ぐに持ち出せるよう安全な場所に予めまとめて保管するとともに、水、非常用食糧、医薬品、衛星用品、防寒装備、燃料等を10日分程度は準備しておいてください。また、予め自宅周辺の避難場所の確認も確実に行ってください。
また、現在ウクライナ国内においては、新型コロナウイルスの感染も拡大しており、PCR検査で陽性となる方が多くなっています。マスク着用、うがい・手洗い・手指消毒の励行等をして、感染対策を講じてください。
1月19日付スポット情報:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2022C007.html
6 在ウクライナ日本国大使館は、ウクライナ滞在の日本人の方に直接電話やメールをして、出国の意向やお困りごとなどについてお伺いしています。まだ、当館とコンタクトを取られたことがない方は、当館まで至急ご連絡ください。
7 当館は、現在もキエフにて邦人保護業務などの領事業務等を継続していますので、ご相談や連絡事項等あれば、お気軽にご連絡ください。
【連絡先】
在ウクライナ日本国大使館
臨時のお問い合わせ窓口 +380-50-335-7247、+380-50-335-7225
代表電話 +38(044)490-5500
領事部 +38(044)490-5501
領事メール ryouji@kv.mofa.go.jp