【NSW州】オミクロン変異株関連の新たな隔離措置の導入(11月28日(土)午前0時1分以降)

【ポイント】

●NSW州政府は、オミクロン変異株に対応するため、海外からの到着者に対する検疫上の予防的措置を講じると発表しました。

●NSW州に到着する前の14日間に、南アフリカレソトボツワナジンバブエモザンビークナミビアエスワティニ、マラウイセイシェルに滞在したことのあるすべての旅行者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、14日間の強制隔離が必要となります。

●NSW州到着前の14日間にその他の海外諸国(当館注:日本を含む)に滞在したことのあるすべての旅行者は、NSW州に入州後、居住地または宿泊先に直接移動し、72時間自己隔離しなければなりません。その後も保健上の指示が出される可能性があります。

●NSW州では、既に、海外からの旅行者2人のオミクロン変異株感染が確認されています。

【本文】

1 11月27日(金)、NSW州政府は、連邦政府によるオミクロン変異株関連の追加的な入国規制措置の導入を受けて、海外からの到着者に対する検疫上の予防的措置を講じると発表しました。主要点は以下のとおりです。

(1)NSW州に到着する前の14日間に、南アフリカレソトボツワナジンバブエモザンビークナミビアエスワティニ、マラウイセイシェルに滞在したことのあるすべての旅行者は、連邦政府の措置に従い、ワクチン接種の有無にかかわらず、14日間の強制隔離が必要となります。

(2)NSW州到着前の14日間にその他の海外諸国に滞在したことのあるすべての旅行者は、NSW州に入州後、居住地または宿泊先に直接移動し、72時間自己隔離しなければなりません。その後も保健上の指示が出される可能性があります。

(3)NSW州にすでに到着している人で、過去14日以内に上記のアフリカの9カ国のいずれかに滞在したことがある人は、直ちに新型コロナウイルス検査を受けて14日間自己隔離し、NSW州保健局(1800 943 553)に連絡してください。

(4)ワクチン未接種の海外からの旅行者は、引き続き14日間の強制隔離が必要となります。

2 NSW州政府は、11月28日にシドニーに入国した乗客のうち2人がオミクロン変異株に感染していることを確認しました。主要点は以下のとおりです。

(1)上記2人は、11月27日(土)午後7時頃、カタール航空QR908便(ドーハ発)でアフリカ南部からシドニーに到着し、その後オミクロン変異株感染が確認されました。

(2)同機に搭乗していた約260名の乗客および乗務員は、濃厚接触者と考えられ、隔離するよう指示されています。 また、11月28日(日)に海外から到着した乗客の中にもオミクロン変異株感染者がいる可能性があり、現在検査が行われています。

3 制限内容は状況に応じて常に変更されます。規制の詳細や最新の情報はNSW州ウェブサイトでご確認ください。不明な点がある場合には、NSW州保健省に電話(1800 943 553)でご確認ください。

〇NSW 州政府ウェブサイト

(11月27日(金)メディアリリース:オミクロン変異株に対応した措置)

https://www.nsw.gov.au/media-releases/nsw-government-takes-precautionary-steps-response-to-omicron-variant 

(11月28日(土)メディアリリース:NSW州でオミクロン変異株感染者を確認)

https://www.health.nsw.gov.au/news/Pages/20211128_02.aspx 

新型コロナウイルス規制の現状)

https://www.nsw.gov.au/covid-19/rules

新型コロナウイルス情報)

https://www.nsw.gov.au/covid-19