リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況（６月１６日）

１　リトアニア国内における感染者等（６月９日から６月１５日まで）

新規感染者：計１，０６０名（先週１，７９６名）

（９日２１４名，１０日１７８名，１１日２２７名，１２日１１７名，１３日６６名,１４日１３２名,１５日１２６名）

累計感染者：計２７８，０７２名

新規死亡者：計２６名（先週３３名）

累計死亡者：計４，３５２名

注意：感染者数等は政府公式HPで発表された人数を元に当館で計算しておりますが,後に変更されることもあります。

２　報道内容

・ドゥルキース保健大臣は9日，現在のテンポで今後も感染状況が改善していけば，6月末を以て検疫強化期間を終了できるとの見通しを述べました。但し，緊急事態宣言が無くなるわけではないので，感染予防のための一定の規則や推奨は継続されるだろうとしています。政府としては，既に秋，冬の感染対策を見据えており，国民には積極的なワクチン接種を要請しました。シモニーテ首相も，感染者数，陽性率，死亡者数，医療体制全ての面において状況が改善しているとして，検疫強化期間終了に言及しました。しかし，秋以降の検疫再導入についてはその可能性を否定せず，検疫を回避するためにも感染対策，とりわけワクチン接種が重要だとして，国民の理解を求めました。

・15日，国立社会保健センターが発表したところによると，直近2週間でクラスター数が約35％減少，また，5月と6月の数字を比較すると，ひと月でクラスター数が448件から138件へと約70％減少しました。地域別にみると，住民のワクチン接種率が80％を超えるネリンガ市や同じく接種率の高いビルシュトナス市では，ここのところ新規感染者が発生していないほか，1回目の接種を終えた住民が53％を超えるアリートゥス地域市やアクメネ地域市でも6月に入って感染者数が大幅に減少するなど，ワクチン接種の効果が目に見えているとしています。

・６月１６日付，過去２週間のリトアニアの１０万人あたりの感染者数は１０２．５人(先週１６９．５人)です。

３　感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について

【新型コロナ相談窓口】（１８０８）

在留邦人・旅行者の皆様に発熱と呼吸器系の症状が続くなど，新型コロナウイルスの感染が疑われる場合

ア　コロナ相談窓口（午前8時から午後8時，英語可能）「１８０８」に電話をして状況を説明する。

イ　指示により病院に行く必要がある場合には，バスやタクシーの使用は出来ず，自家用車で行く必要がありますが，自家用車が無い場合には，自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。

ウ　検査後は，検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性で，入院の必要があると判断される場合には，救急車が来ます。

上記のようなドライブスルー検査を行っております。

詳しくは，

「こちら（https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00030.html）」

をご覧ください。

ドライブスルー検査以外にも，有料ではありますが，私設のクリニックで検査を受けることもできます。