デンマーク外務省の渡航勧告の改訂（４月２１日から適用）/日本入国時の出国前検査証明確認の厳格化（再案内）/（新型コロナウイルス関連情報）

【ポイント】

●渡航勧告の改訂により、４月２１日から各国ごとの入国制限が再度導入されます。

○デンマーク入国に際し承認に値する目的なしで入国でき、入国後の隔離義務免除（黄色国）

EU /シェンゲン協定国のうち、アイスランド（全国）およびノルウェーの次の地域：ノードランド、トロンデラーグ、トロムス、フィンマルク

EU /シェンゲン協定国以外の国のうち、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、韓国、タイ

○日本はオレンジ国として、引き続き承認に値する入国目的と入国後の隔離義務が求められます。

●４月１９日から実施されている日本入国時の検査証明の確認の厳格化に伴い、世界各地で搭乗拒否等の事案が発生しています。トラブル防止のため、検査証明は原則として厚生労働省所定フォーマットをご使用ください。

１　デンマーク外務省の渡航勧告の改訂

４月１９日、デンマーク外務省は４月２１日から適用される渡航勧告の改訂を発表しました。２１日以降、デンマーク外務省渡航勧告の地図上で各国が色分けされることになりますが、ほとんどの国はオレンジ色（不要な渡航の中止勧告）になるとのことです。入国制限等を中心にまとめましたが、詳細は下記リンク先でご確認ください。

（デンマーク外務省・デンマーク語）

https://um.dk/da/nyheder-fra-udenrigsministeriet/newsdisplaypage/?newsID=7223AF2B-80F3-49E7-A733-BD187E31C11F

●２０２１年４月２１日、デンマーク内外への旅行活動の段階的な再開が始まる。これに伴い、（デンマーク外務省渡航勧告の地図上で）世界のほとんどはオレンジ色（不要な渡航の中止勧告）になる。

●感染状況に基づく自動的な渡航制限のための地域モデルが再導入される。これは、外務省の渡航勧告、入国制限、およびデンマーク入国後の検査と隔離の要件の両方の変更を意味する。

●懸念されるウイルス変異株の発生に確実に対処するために、新しい安全弁が導入される。ファクトシート（ Danske rejserestriktioner for EU- og Schengenlande samt tredjelande (1).pdf ）で、EU、シェンゲン協定加盟国、および第三国の渡航制限に関するデンマークの地域モデルの包括的な概要を確認できる。

（１）どの国と地域が黄色になり、どの国と地域が赤になるかについて

４月２１日から、入国がオープン（黄色）になる国（地域）

(承認に値する入国目的なしにデンマークに入国できるようになるとともに、入国後の隔離義務を免除）

○EUおよびシェンゲン協定加盟国のうち、アイスランド（全国）、ノルウェーの次の地域：ノードランド、トロンデラーグ、トロムス、フィンマルク。

○EUおよびシェンゲン協定加盟国以外のうち、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、韓国、タイ

ただし、デンマークからの渡航者は上記の国で大幅な入国制限を受けるため、デンマーク外務省の渡航勧告では上記の国/地域は引き続きオレンジ色（全ての不要な渡航の中止勧告）になるとのことです。

（赤色となる国（地域））

○バングラデシュ、ボツワナ、ブラジル、エスワティニ、レソト、マラウィ、モザンビーク、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、およびアフリカ南東部のフランス海外領であるレユニオン島。

赤の国へのすべての渡航は、新しく懸念されるウイルス変異株をデンマークにもたらすリスクを制限するために推奨されないとして、対象国からの入国制限は、現在南アフリカに適用されているのと同じアプローチに従い、承認に値する入国目的のより厳密なリストが適用されるとのことです。

（日本に関して）

日本を含む、EU /シェンゲン協定国以外の国については、COVID-19に関するEU域内への渡航の基準を満たしており入国をオープンにするかどうかを検討しうる国についてのEUの第三国リストに基づいて、渡航制限が更新されるとしています。日本はオレンジ国として、引き続き承認に値する入国目的と入国後の隔離義務が求められます。

（２）デンマークへの入国規則

●デンマークに入国後は、引き続き検査と隔離の要件がある。要件には、国境地域の特別規則、貨物輸送、船員、輸送スタッフ、ボーンホルム島へのトランジット、北欧諸国内に自身が所有する人里離れた農場（別荘）への訪問、ビジネス出張者など、いくつかの例外が設けられる。詳細はこちらNye krav om test og isolation efter indrejse i Danmark (coronasmitte.dk) を参照。　

●２０２１年４月２１日から、黄色い国/地域からデンマークに渡航する場合は、デンマークに入国後の隔離義務も免除される。例外の詳細については、www.coronasmitte.dk　を参照。

●オレンジの国/地域からの入国については、承認に値する入国目的のリストが拡大される。

●もし自分の海外訪問中に滞在中の国または地域が黄色からオレンジ色に変わった場合、その国に１５日以上滞在しない限り、帰国時に隔離義務は適用されない。

２　日本帰国・入国者への検査証明確認の厳格化（４月１９日から実施）

日本人の帰国者を含む全ての日本への入国者に対しては、すでに事前の出国前検査証明を求められているところですが、４月１９日より検疫における検査証明の確認が一層厳格化されています。出国時の搭乗手続や本邦入国時の検疫において、検査証明の有効性をめぐり、搭乗拒否や乗継地での足止め、また入国後の停留期間の延長など様々な混乱が生じています。

下記リンク先にて、厚生労働省が定める検査方法及び検査証明書記載内容などをご確認の上、原則として厚生労働省所定のフォーマットを使用願います。

（厚生労働省の検査証明書フォーマット）

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

（検査証明への記入サービスを行う当地医療機関等・当館HP）

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#nihon_3　

※同医療機関は一例です。検査・記入サービスの利用料金等は病院ごとに異なります。

（「検査証明書の確認について（本邦渡航予定者Q＆A）」・当館HP）

https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100178984.pdf　

３　感染者数

４月２０日（金）１４時発表のデンマークの１日あたりの新規感染者数等の詳細は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。

(出典：デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府、グリーンランド自治政府の最新発表)

https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata　　

感染者数　合計２４４，７５９名

●デンマーク

感染者数２４４，０６５名(前日比＋６９１名)（死亡者２，４６３名，入院者１９４名、治癒者数２３２，１９１名）

●フェロー諸島

感染者数　６６３名(前日比＋１)（死亡者１名、入院者０人、治癒者数６６０名）

●グリーンランド

感染者数　３１名（前日比＋０）（死亡者０名、治癒者数３１名）

＜日本政府の水際対策に関する新たな措置(３月２日決定)＞

デンマークから日本に帰国する際は、出国前７２時間以内の検査証明が求められるとともに、帰国後は検疫所長の指定する場所（検疫所が確保する宿泊施設に限る）で待機いただき、入国後３日目に改めて検査を受けていただくことになります。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後１４日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくことになりますので、ご留意ください。

（新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置） https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html　（水際対策に係る新たな措置・各種検疫・出国前検査証明フォーマットなど）

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html　

また、日本入国時に必要なアプリのインストール方法を、厚生労働省が案内しております。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html　

＜デンマークの入国制限＞

○デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館ＨＰ等でご確認ください。

（デンマーク・コロナポータルサイト：デンマーク語）

https://coronasmitte.dk/　

（同：英語）

https://en.coronasmitte.dk

（在デンマーク日本国大使館ＨＰ）

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2