●11月,12月における邦人被害の当館認知件数はそれぞれ,11月:9件,12月:9件。
●“スリ”“置き引き”は場所,時間を問わず発生。
●鞄を背負っていると,スリ等に気づきづらいので,前に抱える。
●貴重品はリュックや鞄のサイドポケット等に入れず,手が届きにくい底の方に入れる等の対策をとる。
1 主な邦人被害例(11月,12月)
●スリ:7件
●置き引き:5件
●ひったくり:5件
●首締め強盗:1件
【マドリード】
(1)ひったくり
○発生場所:路上,バス内等
○犯罪手口:
添乗員がバスの配車確認のため,ホテルの外に出た際,観光客風の2人組に写真を撮るよう頼まれて写真を撮ったが,嫌な感じがしたため,とっさに鞄を抱きかかえたが,2人がかりで鞄とパスポートを奪われた。
旅行者がスーパーからホテルに移動している途中で,突然話しかけられ,不審に思い逃げようとしたが,鞄のひもを切って奪われた。 等
(2)首絞め強盗
○発生場所:ホテル内
○犯罪手口:
旅行者がホテル内朝食会場から,自室に戻る際に,3人組の男に首を絞められ,持っていたポーチを奪われた。
【バルセロナ】
(1)ひったくり
○発生場所:路上
○犯罪手口:
路上を散策中に若い男が近づいてきて、液体物をかけてきた。拭くそぶりをしながら、肩からかけていた鞄をひったくられた。
(2)置き引き
○発生場所:観光バス内 等
○犯罪手口:
添乗員がバスに乗車し点呼していたところ,まだ来ていない客がいることがわかり,一度外に出た。その隙にバスの車内に侵入した人物に置いていた鞄を盗まれた。 等
2 防犯のポイント
(1)「荷物は体の前で持つ」、「荷物は体から離さない」
●リュックサックやバッグ等を背負ったまま人混みの中を歩かない。
●荷物を体の前で持っていても、見知らぬ人が話しかけてきた時や、人混みの中を歩く時は、荷物の開口部やファスナー部分を手で握る。
●洋服に汚物が付着しても荷物は体から離さず、汚物を拭き取ろうと手助けしてくれる人が近寄って来ても相手にせず立ち去る。
●テーブル上に携帯電話や財布を置かない、椅子の背もたれに荷物を掛けない。
●チェックイン時や食事中でも、荷物から目を離さない。
●背負ったリュックサック等は死角になっているので、体の前で持つようにする。
●1つの鞄に集中して貴重品類を入れない。(やむを得ない場合には、貴重品は鞄の一番底の部分に入れるなど、盗難の危険を回避するよう努める。)
(2)防犯グッズの活用等
●防犯機能付きのリュックサックやウエストポーチなどの防犯グッズを活用する。
(3)旅行前の情報収集
●外務省海外安全HPには、「海外邦人事件簿」等が掲載されています。
【参考】海外邦人事件簿 一覧
https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jiken_index.html
【参考】海外安全ガイド
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/makio.html
【参考】海外旅行を予定されている皆様へ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/message.html
【参考】当館作成安全対策パンフレット
https://www.es.emb-japan.go.jp/files/000544764.pdf
3 海外へ旅行予定の方への「たびレジ」登録呼びかけのお願い
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