6月の主な邦人被害状況

●6月における邦人被害の当館認知件数は10件。

●“スリ”“置き引き”は場所、時間を問わず発生。

●鞄を背負っていると、スリ等に気づきづらいので、前に抱える。

●貴重品はリュックや鞄のサイドポケット等に入れず、手が届きにくい底の方に入れる等の対策をとる。

●長距離バスを利用するときは、貴重品類を預け荷物に入れない。

1 主な邦人被害例

●スリ:5件

●置き引き:4件

マドリード

(1)スリ

○発生場所:駅構内、路上等

○犯罪手口: 地下鉄の駅構内で、エスカレーターが停止していたところ、見知らぬ女性が近寄ってきた。ホーム行きのエレベーターに案内され、エレベーターから降りた後、ショルダーバッグが開いていることに気がつき、確認すると貴重品類が抜き取られていた。

(2)置き引き

○発生場所:長距離バス、空港等

○犯罪手口:長距離バスの車内で、鞄を頭上の網棚に置いていたが、途中で寝てしまい、起きて鞄の中を確認すると貴重品類が抜き取られていた。

(3)睡眠薬強盗

○発生場所:ソル広場付近

○犯罪手口: ソル広場で座って休憩していたところ、横に初老の男性が座り、声をかけてきた。男性はフランス人だと言い、近くの公園で一緒にワインなどを飲んでいると途中で意識がなくなった。気がつくとすでに貴重品類が盗まれていた。

サン・セバスチャン

(1)置き引き

○発生場所:バル

○犯罪手口:バルで食事後にトイレに立った。荷物は同伴者に確認してもらっていたが、戻った時には鞄が盗まれていた。

2 防犯のポイント

(1)「荷物は体の前で持つ」、「荷物は体から離さない」

●リュックサックやバッグ等を背負ったまま人混みの中を歩かない。

●荷物を体の前で持っていても、見知らぬ人が話しかけてきた時や、人混みの中を歩く時は、荷物の開口部やファスナー部分を手で握る。

●洋服に汚物が付着しても荷物は体から離さず、汚物を拭き取ろうと手助けしてくれる人が近寄って来ても相手にせず立ち去る。

●テーブル上に携帯電話や財布を置かない、椅子の背もたれに荷物を掛けない。

●チェックイン時や食事中でも、荷物から目を離さない。

●背負ったリュックサック等は死角になっているので、体の前で持つようにする。

●1つの鞄に集中して貴重品類を入れない。(やむを得ない場合には、貴重品は鞄の一番底の部分に入れるなど、盗難の危険を回避するよう努める。)

(2)防犯グッズの活用等

●防犯機能付きのリュックサックやウエストポーチなどの防犯グッズを活用する。

(3)旅行前の情報収集

●外務省海外安全HPには、「海外邦人事件簿」等が掲載されています。

【参考】海外邦人事件簿 一覧

https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jiken_index.html

【参考】海外安全ガイド

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/makio.html

【参考】海外旅行を予定されている皆様へ

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/message.html

【参考】当館作成安全対策パンフレット

https://www.es.emb-japan.go.jp/files/000450579.pdf

3 海外へ旅行予定の方への「たびレジ」登録呼びかけのお願い

「たびレジ」は,旅行者が渡航先やメールアドレスを登録することで,大使館・総領事館や外務省から現地の海外安全情報や,緊急時の連絡を直接受けとれるサービスです。

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このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されています。

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在スペイン日本国大使館

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電話番号:+(34) 91-590-7614 (領事班直通)

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