在留邦人の皆様へ
平成29年11月15日
在パキスタン日本国大使館
〜大使館からのお知らせ〜
(デモ隊の抗議活動に関する注意喚起)
【ポイント】
○ イスラマバード近郊ファイザバードで行われているデモ隊の一部が過激化。
○ 警察は過激化したデモ隊の一部を逮捕しており、今後、強制排除を視野に入れた鎮圧活動を実施する可能性がある。
【本 文】
1 11月上旬から現在に至るまで、イスラマバード近郊のファイザバード・インターチェンジにおいて、デモ隊が法務大臣の辞任を求めてデモ活動を実施するとともに市内から空港に通じる主要幹線道路上を封鎖し、占拠しています。
このため、現在のところ、空港とイスラマバード市内間のアクセスが困難になっています。
2 11月14日には、同所を占拠する一部のデモ隊が過激化し警察部隊と衝突したことから、数十人が逮捕されています。
3 警察では膠着した事態を打開するため、今後幹線道路を占拠するデモ隊の強制排除を視野に鎮圧行動を実施することを検討しているとの情報があります。警察部隊による強制鎮圧活動が実施された場合、これに反発したデモ隊が不測の事態を引き起こす可能性があります。
4 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、ファイザバード・インターチェンジ周辺に近づかないとともに、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)デモ隊の攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストラン、マーケット、報道機関、駅、バス停、大型商業施設等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。
5 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○ 当館ホームページ:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○ 外務省海外安全ホームページ(パキスタン):
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C226.html
○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連
絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に
備え、必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情
報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してくだ
さい。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
○ 緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)