【ポイント】
〇現在、イスラマバードにおいて、賃上げを求める公務員によるデモが行われています。デモ隊による投石により警察部隊と衝突し、警察は催涙ガスを使用するなどの対応を行っており、逮捕者も複数名出ています。
〇不測の事態に巻き込まれる恐れがありますので、デモや集会が行われている場所には、絶対に近づかないで下さい。
【本 文】
1 現在、イスラマバードにおいて、賃上げを求める公務員によるデモが行われています。デモ隊による投石により警察部隊と衝突し、警察は催涙ガスを使用するなどの対応を行っており、逮捕者も複数名出ています。
2 警察による対応が引き続き行われますが、さらに状況が悪化するなどのおそれもありますので、デモや集会が行われている場所には、絶対に近づかないで下さい。
3 また、イスラマバード警察は、抗議活動の混乱を防止するため、周辺の交通規制を実施しており、幹線道路の渋滞も予想されますので交通事故等十分ご注意ください。
4 過去に大規模な反政府デモが実施され、治安部隊による強制鎮圧活動が実施された際には、情報の拡散を防止するため、一部地域でパキスタン政府による携帯電話サービスの遮断やフェイスブック、ツイッター、ワッツアップ等のSNSの利用制限、ニュース番組の放送禁止等の措置が執られたことがありますので、代替通信手段の確保に努める必要があります。
5 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けて頂きますようお願いいたします。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)デモや集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)デモ隊の攻撃の標的となりやすい場所(米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、国連関係機関、レストラン、マーケット、宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、用件は短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。
(5)長期間の座り込みにより物流が滞った場合に備え、食料や水、ガソリンを満タンにしておくなどの準備をする。
6 上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○外務省広域情報:
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C253.html
○当館ホームページ:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全ホームページ(パキスタン):
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0
○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)