イスラエル・パレスチナ情勢悪化に伴う注意喚起(10月29日)

○ 今般のイスラエルパレスチナ武装勢力間の衝突を受け、バーレーンにおいては先週も、パレスチナへの連帯、反イスラエル・反米等を訴える集会・デモ行進が国内各地で実施されました。多くは平和的なものでしたが、デモ参加者の一部が治安部隊へ火炎瓶等を投てきしたり、ゴミ集積ボックスに放火し、道路を封鎖したりしたため、治安部隊が催涙ガスで応戦する事案が散発的に発生しています。

○ 引き続き、シーア派地区には立ち入らない、テロの標的となり得るショッピングモールやホテル、観光施設、レストラン等の不特定多数の人が集まる場所では周囲の状況に注意する、イスラエル・米国関連施設には不要不急の用件では近付かない等を徹底し、安全確保には十分注意を払ってください。

1 先週(10月22〜28日)の主な取組

(1)当局公認の集会(共に27日)

・アドリヤ地区で、Bahraini Society Against Normalization with Zionist Enemyは集会を開催し、約500人が参加した。

・ハマドタウン地区で、Palestine Support Societyは集会を開催し、約500人が参加した。

(2)当局非公認の集会・デモ行進

〔10月24日(火)〕

・デイル地区:約300人(推定)がデモ行進を実施。

〔10月26日(木)〕

・サナービス地区:約100人(推定)がデモ行進を実施。デモ隊の一部が火炎瓶投てき、ゴミ集積ボックスで道路を封鎖し、火を付けるなどしたため、治安部隊が催涙ガスで応戦。

・シトラ地区:約600人(推定)がデモ行進を実施。

・ヌウェイドゥラート地区:約100人(推定)がデモ行進を実施。

〔10月27日(金)〕

・ドゥラーズ地区:約8〜9千人(推定)がデモ行進を実施。地面に置かれたイスラエル及び米国国旗を踏みつけるなどした。

・カルザカン地区:約千人(推定)がデモ行進を実施。デモ隊の一部が火炎瓶を投てきしたため、治安部隊は催涙ガスで応戦。

・デイエ地区:約千人(推定)がデモ行進を実施。デモ隊の一部が投石等したため、治安部隊は催涙ガスで応戦。

・アーリ地区:約200人(推定)がデモ行進を実施。

・カラナー地区:約700人(推定)がデモ行進を実施。

・シトラ地区:約150人(推定)がデモ行進を実施。

〔10月28日(土)〕

・マルキーヤ地区:約200人(推定)がデモ行進を実施。

・シトラ地区:約150人(推定)がデモ行進を実施。

2 引き続き下記事項にご留意いただき、テロ等不測の事態に巻き込まれることのないよう、安全確保には十分注意を払ってください。

(1)シーア派地区(※)には昼夜を問わず立ち入らない

(2)集会・デモ現場に遭遇したら、すぐにその場を離れる

(3)警察官、警察車両には近付かない

(4)ショッピングモールやホテル、観光施設、レストラン等不特定多数の人が集まる場所に行く際には、周囲の状況に注意する

(5)最新情報の収集に努めるとともに、緊急時の連絡手段を確保する

(6)イスラエル大使館やシナゴーグイスラエル関連施設、米軍基地や米国大使館等の米国関連施設には、不要不急の要件では近付かない

シーア派地区の特徴

修繕されていない古い建物が多い、落書きが消されていない、黒い旗が掲げられている等の特徴があり、国内各地に点在しています。詳細は以下リンクをご参照下さい。

【地図】

http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/MAP_%20Demonstration%20Notices.pdf

【問合せ先】

バーレーン日本国大使館 領事班

メールアドレス: nippon@bh.mofa.go.jp

当館公式サイト(日本語) http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

電話:+973-1771-6565

FAX:+973-1771-5059

休館日はこちら  https://www.bh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/aboutus.html

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