○ 今般のイスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突を受け、バーレーンにおいては先週も、パレスチナへの連帯、反イスラエル・反米等を訴える集会・デモ行進が国内各地で実施されました。多くは平和的なものでしたが、デモ参加者の一部が治安部隊へ火炎瓶等を投てきしたり、ゴミ集積ボックスに放火し、道路を封鎖したりしたため、治安部隊が応戦する事案が発生した地区もありました。詳細は以下参照。
○ 引き続き、シーア派地区には立ち入らない、テロの標的となり得るショッピングモールやホテル、観光施設、レストラン等の不特定多数の人が集まる場所では周囲の状況に注意する、イスラエル・米国関連施設には不要不急の用件では近付かない等を徹底し、安全確保には十分注意を払ってください。
1 先週(10月29〜11月4日)の主な取組
(1)当局公認の集会
11月4日、Bahraini Society Against Normalization with Zionist Enemyは、アドリヤ地区に所在する同本部前で政府公認の集会を開催し、約500人が参加した。
※ Palestine Support Societyは、10月7日以来毎週末、政府公認の集会を開催していたが、この週末は開催せず。
(2)当局非公認の集会・デモ行進
〔10月29日(日)〕
バールバール地区:約150人(推定)がデモ行進を実施。
〔11月2日(木)〕
サナービス地区:約200人(推定)がデモ行進を実施。過激な行動に出たデモ隊の一部が、当局に逮捕された模様(当局側発表なし)。
カルババード地区:約400人(推定)がデモ行進を実施。
ヌウェイドゥラート地区:数十人(推定)がデモ行進を実施。デモ隊の一部が、治安部隊に火炎瓶を投てき。
〔11月3日(金)〕
ドゥラーズ地区:約6千人(推定)がデモ行進を実施。
バニジャムラ地区:約700人(推定)がデモ行進を実施。
カルザカン地区:約400人(推定)がデモ行進を実施。デモ隊の一部がゴミ集積ボックスに放火し、道路を封鎖。
エケル地区:約70人(推定)がデモ行進を実施。
デイル地区:約30人(推定)がデモ行進を実施。
2 引き続き下記事項にご留意いただき、テロ等不測の事態に巻き込まれることのないよう、安全確保には十分注意を払ってください。
(1)シーア派地区(※)には昼夜を問わず立ち入らない
(2)集会・デモ現場に遭遇したら、すぐにその場を離れる
(3)警察官、警察車両には近付かない
(4)ショッピングモールやホテル、観光施設、レストラン等不特定多数の人が集まる場所に行く際には、周囲の状況に注意する
(5)最新情報の収集に努めるとともに、緊急時の連絡手段を確保する
(6)イスラエル大使館やシナゴーグ等イスラエル関連施設、米軍基地や米国大使館等の米国関連施設には、不要不急の要件では近付かない
※シーア派地区の特徴
修繕されていない古い建物が多い、落書きが消されていない、黒い旗が掲げられている等の特徴があり、国内各地に点在しています。詳細は以下リンクをご参照下さい。
【地図】
http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/MAP_%20Demonstration%20Notices.pdf
【問合せ先】
在バーレーン日本国大使館 領事班
メールアドレス: nippon@bh.mofa.go.jp
当館公式サイト(日本語) http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
電話:+973-1771-6565
FAX:+973-1771-5059
休館日はこちら https://www.bh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/aboutus.html
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