非常事態宣言の発令(コトパクシ県、ピチンチャ県及びインバブラ県)

1 6月17日夜、ラッソ大統領は、コトパクシ県、ピチンチャ県及びインバブラ県を対象とした30日間の非常事態宣言を発令しました。同非常事態宣言の発令により、エクアドル先住民連盟(CONAIE)による抗議デモによって、様々な社会・経済活動に影響が生じている中、公共秩序の回復を図ることを目的としており、その概要は次のとおりです。在留邦人の皆様におかれては、引き続き、身の安全確保にご留意いただけるようお願いします。

2 非常事態宣言の概要

(1)市民の安全、国の経済にとって死活的に重要な戦略的セクターが正常に機能することが脅かされえること、抗議活動が急進化する可能性があること等に鑑み、コトパクシ県、ピチンチャ県及びインバブラ県を対象として、30日間の期間、非常事態宣言を発出する。

(2)市民としての権利及び自由に大きな影響が及んでいるキト都市圏を非常事態宣言の発令期間は安全地帯とし、国軍を派遣し、同地域における安全を確保する。また、そのほかの上記3県における地域においても、公共秩序を維持するため、各公共機関、国軍、警察がそれぞれの権限に応じて、暴力の防止、自由な移動、経済活動の実施確保に努めるものとする。

(3)上記3県においては、集合の自由の権利が制限され、またキト都市圏においては、6月18日以降、夜10時から翌朝5時まで、外出禁止とする(保健衛生、警察・治安関係者等はその例外とする)。

【参考】大統領令No.455(2022年6月17日)

DECRETO EJECUTIVO N.° 455

https://www.comunicacion.gob.ec/decreto-ejecutivo-n-455/

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