本日3月17日に予定されている大規模デモについて

●本日、3月17日木曜日に地域抵抗委員会等が軍による政権奪取等に抵抗する大規模デモの実施を呼びかけています。

 本日の大規模デモはスーダン各地で行われる予定です。

ハルツームの地域抵抗委員会の呼びかけでは、正午頃からBashdar(アフラモールの西約1.5km)、Al-Qurashi(オゾンの西方約1km)に集合して、午後1時に大統領宮殿に向かうように呼びかけられています。

ハルツーム地域抵抗委員会の呼びかけのルートを過去の事例から考察すると、午後1時頃から午後5時過ぎまでの間、Sherwani(日本大使館の西約800m)付近でデモ隊と治安部隊の衝突が激しくなると予想されます。

●また、スーダン職員組合は3月14日のデモの際に、南ダルフール州の州都ニャラにおいて教師が生徒の前で治安部隊に暴行を受けたことに対する抗議として、当国の教職員向けに、午前11時にワラモールに集合して、内務省に向かうよう呼びかけを行っています。

 ハルツーム中心部は政府が集会禁止エリアに指定しておりますので、ワラモールの周辺でも治安部隊とデモ隊の衝突が予想されます。

●治安部隊は毎回催涙弾や銃器を使ってデモ隊を制圧しており、現在まで87名のデモ隊の方が亡くなっています。

 デモの行われている場所、またその周辺は、巻き添え被害に遭う可能性が非常に高く大変危険ですので、邦人の皆様におかれましては、デモ等によって人が集まる場所、逃げているデモ隊には決して近づかないでください。

 万が一、デモ、または、逃げているデモ隊に鉢合わせましたらその場から急いで離れる、障害物に身を隠すなど、自らの安全を守る行動をとるようにお願いいたします。

●昨今のデモでは、デモ収束後の午後5時頃に、制服を着た治安部隊と思しき者たちによるレイプや略奪事件が起きているとの情報が入っています。

 同時間帯の外出は厳に控えるようにしてください。