DHL等の宅配事業者を装った偽SMS(ショートメッセージ)に関する注意喚起

◯4月以降、ドイツ全土において、DHL等の宅配事業者を装った偽のショートメッセージが携帯電話に送られ、本文中に記載されたリンクを閲覧することにより携帯電話がウイルスに感染し、個人情報が盗まれるという事案が多発しています。

◯身に覚えのないショートメッセージを不用意に開いたり、記載されたリンク先を閲覧することのないようご注意ください。

◯その他、日系企業を狙った詐欺電話や詐欺メールなども発生していますので、最新の情報を入手して、犯罪に巻き込まれないよう十分ご注意ください。

1 報道等によれば、4月以降、ドイツ全土において、ドイツの宅配事業者等を装ったショートメッセージが携帯電話に送りつけられる事案が多発しています。この偽のショートメッセージの本文に記載されたリンクをクリックして閲覧すると、携帯電話がウイルスに感染してしまい、使用者が気付かないうちに個人情報が盗まれるとのことです。

 偽のショートメッセージは多種多様のものが確認されていますが、例えば、

○Paketzustellung Ihrer Lieferung nicht moglich. Mehr Info〜

(荷物の配達ができません。以下を確認してください)

○Die von Ihnen gekaufte Ware wurde versendet. Bitte ueberpruefen Sie die Details.

(あなたが購入した荷物が発送されたので、詳細を確認してください)

○Ihre Sendung geht soeben in Zustellung, verfolgen Sie Ihre Sendung unter.

(あなたが送った荷物が間もなく届きますので、次のリンクから荷物の現在地を確認してください)

などといったものです。

2 被害に遭わないために、身に覚えのない荷物の受け取りなどに関するショートメッセージを開かず、開いてしまった場合であっても、本文に記載されたリンクを安易にクリックしないようにご注意ください。

 また、実際に荷物の受け取り予定がある場合であっても、本文中に記載された配送番号、送り主名、リンク先URLの文字列等から、少しでも不審に感じた場合には、当該宅配事業者のサービスセンターに連絡をして配送事実の確認を行うなど、より慎重な対応を行ってください。

3 ドイチェ・ポストでは、こうした被害に遭わないためのポイントや注意事項についてホームページ上に掲載していますので、下記「参考情報」よりご確認ください。

4 このほかにも、本年に入ってからは、日系企業を狙った詐欺電話・詐欺メールに関する情報や、パソコンのID・パスワードを聞き出そうとする不審電話がかかってきたという情報が寄せられています。

 被害に遭わないために、下記リンク内に記載されている防犯上のポイントや注意事項などに留意するとともに、報道等により情報を入手して最新の犯罪手口を確認し、防犯意識を高めるようお願いします。

(参考情報)

■安全上の注意(ドイチェ・ポスト)

https://www.deutschepost.de/de/w/warnung-vor-gefaelschten-mails.html

■コンピュータ・ウイルスに対する自己防衛(警視庁)

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/cyber/joho/anti_virus.html

■ 「安全の手引き」

https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100167010.pdf

■ 「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)/ 在留届(3か月以上滞在される方)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

■ スマートフォン用 海外安全アプリ

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

在フランクフルト日本国総領事館

MesseTurm 34.OG, Friedrich-Ebert-Anlage 49, 60327, Frankfurt am Main

代表電話: +49-(0)69-2385-730(閉館時は緊急電話対応業者につながります)

領事部メール: konsular@fu.mofa.go.jp