新型コロナウイルス感染症関連情報（ヨルダン国内感染者数等：１月６日〜９日分）

●政府は、ヨルダン国内の感染状況は７週連続で改善していると述べました。一方、連日千人程度の感染者数は出ていますので、引き続き感染予防の徹底をお願いいたします。

●政府は、シノファーム社製新型コロナウイルス・ワクチンの緊急承認を発表すると共に、１月１３日からワクチン接種を開始すると述べました。

●政府は、新規感染者数につき、１月６日は１，５５３名、１月７日は１，２１５名、１月８日は１，０９２名、１月９日は７９６名で、累計の感染者数は３０５，９５９名となったと発表しました。

１　８日、オベイダート保健相はＴＶ番組に出演し、ヨルダン国内の感染者数等は７週連続で減少しており、良い傾向であるが、引き続き感染予防措置を実行することが求められると述べました。

２　ワクチンを巡る動向

（１）シノファーム社製ワクチン緊急承認

　９日、ムハイダート食料・薬品管理局事務局長は、中国・ＵＡＥのシノファーム社製新型コロナウイルス・ワクチンの緊急使用許可を発表しました。これで、シノファーム製ワクチンは、ファイザー・バイオテック社製ワクチンに次ぎ、ヨルダンで２番目の承認を得たワクチンとなりました。

（２）ヨルダンにおけるワクチン接種

ア　９日、オベイダート保健相は、ヨルダンにおけるワクチン接種は１月１３日に開始すると述べました。また、シノファーム社製ワクチンは９日夜から１０日未明にかけて、ファイザー社製ワクチンは１１日にヨルダンに到着すると述べました（注：１０日付当地各紙は、シノファーム社製ワクチンのヨルダン到着を報じています）。

イ　９日、ハヤージネ保健省コロナ担当次官は以下のとおり述べました。

（ア）ワクチンを接種する者は、接種するワクチンを選ぶことはできないが、いずれのワクチンが接種されるか事前に知ることはできる。

（イ）これまで２０万人がワクチン接種希望者のプラットフォームに登録した。第１四半期中に２００万人がワクチンを接種する予定。

３　ヨルダン国内感染状況

　ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。

（１）新規感染者数につき、１月６日は１，５５３名、１月７日は１，２１５名、１月８日は１，０９２名、１月９日は７９６名で、累計の感染者数は３０５，９５９名となったと発表しました。

　ア　１月６日：計１，５５３名

　　　６５３名：アンマンで確認された感染者

　　　９００名：イルビド（３８４）、アジュルーン（５５）、ジェラシュ（５５）、マフラク（１０４）、バルカ（９４）、ザルカ（６６）、マダバ（３２）、カラク（４２）、タフィーラ（１８）、マアーン（１７）、アカバ（３３）で確認された感染者

　イ　１月７日：計１，２１５名

　　　４４２名：アンマンで確認された感染者

　　　７７３名：イルビド（３１７）、アジュルーン（４３）、ジェラシュ（３７）、マフラク（４０）、バルカ（７４）、ザルカ（１３９）、マダバ（２９）、カラク（４２）、タフィーラ（１８）、マアーン（７）、アカバ（２７）で確認された感染者