新型コロナウイルス感染症関連情報(ウランバートル市令A/1242の発令)

 モンゴル政府は、新型コロナウイルス感染症のリスクを最小限にとどめるため、災害防止法に基づき、11月12日午前6時から11月17日午前6時までの間、従来の高度警戒準備態勢を格上げし、全国警戒態勢に移行する決定をしました。(災害防止法には、警戒度の高い順に、1.非常事態、2.全国警戒態勢、3.高度警戒準備態勢の三段階が定められています。)

 これに伴い、ウランバートル市は、昨日に引き続き、本日12日にも新たな市令(ウランバートル市令A/1242)を発出し、市民生活に関連する防疫措置を次のとおり発表しました。ウランバートル市によれば、同市令の運用は11月17日までを想定していますが、市中感染の状況によっては運用期間を延長する可能性もあるとのことです。

ウランバートル市令A/1242の概要】

● 次に挙げる事業については、その活動が許可される。

 1 報道、通信、郵便

 2 電気、暖房、水道の供給、下水処理

 3 石油製品、燃料の供給

 4 食品の製造、販売、輸送、配送、提供(ハイパーマーケット、スーパーマーケット、ミニマーケット、食料品店、卸売店、倉庫型店舗、食料品市場、家畜及び動物用飼料)

 5 保健機関、薬局、薬品及び医療機器供給機関

 6 ゴミ・廃棄物の清掃、輸送、収集、処理、野良犬及び野良猫の駆除

 7 消毒、滅菌、公共トイレ

 8 銀行関連の会計

 9 葬儀

 10 越冬準備のための干し草貯蔵、ブリケット燃料製造、供給、配送、特別許可を持つ機関の燃料輸送

 11 裁判所、検察機関

 12 特別な役割(防災、専門監察、警察、軍、税関、税、自然保護、国家登録、外国人・国籍問題、外交、その他の特別な役割)を担う機関

 13 国家に係る特に重要な又は戦略的に有益な機関(外交団、国連事務所、ウランバートル市交通管理センター、ウランバートル鉄道、チンギスハーン国際空港、ビオコンビナート国営工場、基準・測定センターの中央棟、貴金属サンプル検査機関、国家データセンター付属リソースセンター)

● ウランバートル市内において、上記の事業以外の活動を停止する。

● 全ての市民・住民は不要不急の外出を控える。

● 公共交通機関の稼働時間を午前6時から午前10時まで及び午後5時から午後10時までとする。

● 活動が許可されていない事業者の車両が検問所を通過することを制限する。

● アルコール販売許可を持つ食料販売店ハイパーマーケット、スーパーマーケット、ミニマーケット、食料品店)の営業時間を午前7時から午後9時まで、食料卸売り店、倉庫型店舗、食料品市場の営業時間を午前6時から午後7時までとし、制限された期間中はアルコール販売を禁止する。

● 活動が許可された企業及び機関は、そのサービスを受ける者及び職員に対する検温を実施してから入場させ、手指の消毒を実施し、感染予防に関する規定を順守する。また、サービスの提供、清掃及び消毒ついて企業又は機関内で十分に管理した上で活動を行う。

● 公的機関及び民間機関は、職員が在宅勤務をする機会を設ける。

 在留邦人及び邦人短期渡航者の皆様におかれましては、報道、当館ホームページ及び領事メール等により、関連情報の収集に心がけていただくとともに、一部SNS等では不正確な情報が発信されることもありますので、ご注意していただきますようお願い申し上げます。

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在モンゴル日本国大使館 領事・警備班

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