在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(9月7日)

 9月7日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●感染者累計数は106,361名です。

●死亡者累計数は1,588名です。

●快復者累計数は99,654名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は27,762名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は314名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎快復者累計数は5,959名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する報道等は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●9月3日に新規に確認された感染者数は89名(うち無症状21名)です。

●9月4日に新規に確認された感染者数は104名(うち無症状47名)です。

●9月5日に新規に確認された感染者数は76名(うち無症状31名)です。

●9月6日に新規に確認された感染者数は60名(うち無症状者発表なし)です。

(2)検疫・医療等

●コジャフメトフ保健省報道官は、秋以降の厳しい検疫措置の可能性について述べました。

◎同氏は中央通信庁のブリーフィングで、「保健省と政府は幾分否定的な予測に基づいている。それには長期的な予測も短期的な予測もある。長期的な予測は非常に高いレベルの誤差を含むので、保健省は短期的な一週間、15日間あるいは10日間の予測に立脚している。」と述べました。

◎同氏は8月15日より検疫措置の緩和が行われたことに言及し、「その次の緩和は8月末に行われ、多くのビジネスマンや起業家が一時的であれ仕事に戻ることが出来た。ここで私がとりわけ指摘しておきたいのは、検疫措置がどのようになるのか、強化されるのか緩和されるのかは、我々の社会の行動と規律にかかっているということである。我々は衛生医師の要請を絶対的に遂行しなければならない。第一にマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを確保し、大人数で密閉された建物に集まらないようにしなければならない。我々全員が規律を守るかどうかに、検疫措置が強化されるのか、それとも全て解除されるのかがかかっている」と付け加えました。

カザフスタンで、感染症発生・蔓延の場合の制限措置施行規則と検疫を含む制限措置を導入すべき感染症リストについての法令案を審議することが予定されています。

◎リストに定められた感染症が伝播し、広まる恐れがある場合に、104条に基づき以下のような検疫を含む制限措置が導入されます。

感染症拡大を予防することを目的とした措置。

・企業あるいは他の活動に関する特別な規定を予め決めること。

◎制限措置や検疫は、ペスト、コレラ、黄熱病、ウイルス性出血性炎、重症急性呼吸器症候群SARS)、新型インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の場合に導入される可能性があります。

◎このルールには「感染症寄生虫症がカザフスタン国内に持ち込まれる、もしくは国内で蔓延する恐れがある場合に、国家主任衛生医師が検疫を含む制限措置を導入するもので、ユーラシア経済同盟の税関国境と一致する国境通過地点、もしくは企業や住民のその他の活動・生活に特別な条件のある全ての国内領土で実施される」と書かれています。

◎各地域行政単位(個別の対象地域)で感染症寄生虫症の恐れがある場合、国家主任衛生医師は検疫を含む制限措置を、企業や住民のその他の活動・生活に特別な条件のある行政単位(個別の対象地域)内で導入します。

◎リストに載っていない感染症が持ち込まれたり、蔓延する恐れがある場合には、個別の対象地域で検疫を含む制限措置が、共和国もしくは各地域行政単位(運輸)の国家主任衛生医師令によって導入され、他国の機関の官庁施設においても、104条に対応する住民の衛生疫学的福祉分野の国家機関の構造区分の国家主任衛生医師の決定により同様の措置が導入されます。

◎法令の実施のコントロールは監督している保健次官が行う予定です。

◎法令案は8月28日から審議に入り、9月14日に審議終了の予定です。

●アルマティ国際空港でコロナウイルスの検査が可能になりました。

◎アルマティ国際空港ターミナル(2階、薬局の隣)に開設されている「Grinlab.kz」検査センターのラボで、喉元から検体を取るPCR検査(1か所から3検体採取)を受診できます。

◎空港のホームページでは「検査前の3時間は食物を摂取したり、歯を磨いたり、口をすすいだり、チューインガムをかむなどしてはならず、喫煙も1時間は控えることが推奨される」と伝えています。

◎検査結果はロシア語もしくは英語で1日後に受診者のeメールに送られます。受診料は15,500テンゲです。

◎2か所から3検体を採取するPCR検査も可能です。検体は喉元と鼻の奥から採取し、事前準備は不要です。診断結果は1日後にeメールで送られます。こちらの受診料は17,500テンゲです。

◎静脈血から抗体を検査するIFA検査や、エクスプレス抗体検査も受診可能です。IFA検査の受診料は9,000テンゲ、エクスプレス検査は7,000テンゲで15分で結果が分かります。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047