在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(5月6日)

 5月6日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 「シムケント発成田行きSCAT航空便」(5月12日運航)について

●5月1日及び2日付け領事メールにてご案内した「シムケント発成田行きSCAT航空便」(5月12日20:30シムケント空港発)の航空券の販売が開始されました。同便をご利用希望の方は,以下のSCAT航空ホームページから各自で航空券をご購入ください。

 SCAT航空ホームページ:http://www.scat.kz/en/

●当該シムケント発成田行きSCAT航空便の機体は「ボーイング757」です。

●これまでの領事メールで記載の留意点にご注意ください。

●昨日もお願いしたところですが,ご搭乗を希望される方で当館への登録がまだの方は至急お願いします。

2 感染者数

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は165名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は4,344名です。

●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:1,392名(+36名)

(2)ヌルスルタン市:768名(+36名)

(3)アティラウ州:226名(+20名)

(4)クズルオルダ州:222名(+6名)

(5)シムケント市:222名(+6名)

(6)西カザフスタン州:208名(+10名)

(7)アルマティ州:176名(+16名)

(8)カラガンダ州:175名(+8名)

(9)アクトべ州:168名(+5名)

(10)ジャムブル州:163名(+4名)

(11)トゥルケスタン州:162名(+7名)

(12)パヴロダール州:152名(+0名)

(13)アクモラ州:101名(+0名)

(14)マンギスタウ州:95名(+10名)

(15)コスタナイ州:54名(+1名)

(16)北カザフスタン州:30名(+0名)

(17)東カザフスタン州:30名(+0名)

その他:死亡者30名(+1名),快復者1,387名(+123名)

3 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)感染者数について

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は,アルマティ市内の感染者増加に関し,「現時点(5月5日)でアルマティ市における感染状況は安定しており,直近7日間の市内における感染者増加率は6%台である。統計上の(感染者数の)増加に驚く必要はない。これは,市民に対する積極的な検査実施による結果である。全体で7万7,000回のコロナウイルス検査が実施され,その内訳はPCR検査が5万5,000回,エクスプレス検査が2万2,000回である」と述べました。

●スルタンガジエフ保健省製品サービス品質安全管理委員長は,カザフスタン国内の感染者数の内訳に関し,概要以下のとおり述べました。

・現時点(5月6日12時25分)で確認されている4,298名の感染者の内,57%の感染例は,特定の市民グループに対する積極的なスクリーニング検査の過程で確認されたケースである。(すべての感染者の内)36%の感染例は,医療機関を受診した結果,確認されたケースであり,その内の3−4名に1人は(コロナウイルス患者の)接触者である。海外において感染し,カザフスタンへ戻ってきた患者は全体の7.2%である。すなわち,感染例の多くは,予防的スクリーニングの結果によるケースが占めている。(予防的スクリーニングで確認された)すべての感染例は,無症状のケースである。

・直近2週間の感染者増加率は7%以下の水準で安定しており,直近3日間の感染者増加率は4%以下である。

・これまでにカザフスタンにおいて確認されたコロナウイルス感染者の接触者は5万9,204名であり,この内の98%を特定・隔離済みである。

(2)病院・治療・防疫等対応について

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は,昨5月5日のブリーフィングにおいて,概要以下のとおり述べました。

・現在,WHOは,空気中を漂う微粒子(エアロゾル)からの感染リスクについて述べている。人間は,3分間で5−7回,顔や目に反射的に手で触れるため,自身の手から直接感染するリスクがある。従って,建物内及び外出時のマスク着用を強く推奨する。

・(5月11日以降のアルマティ市における検疫措置の緩和に関し)現在,消毒作業の実施方法の変更を検討しており,5月11日までに具体的な決定を下す予定。

・(コロナウイルス検査が可能なアルマティ市内の施設に関し)民間の研究所における検査料金は約1万6,000テンゲ,国立研究所(共和国国営企業「国立鑑定センター」アルマティ支部)における料金は1万1,500テンゲである。

・(任意の病院においてコロナウイルスの症状が見られた場合)当該病院の医師又は救急隊員が当該患者の搬送先を決定し,無料でPCR検査を実施する。

(3)その他

●クルギノフ・ヌルスルタン市長は「非常事態体制保障国家委員会に対し,感染状況を見ながらではあるが,5月11日以降,(市内の)公共交通機関を再開するよう提案する予定である。(バスの)運転席は囲まれ,接触を最小限とするため現金による精算は行わない。運転手との釣銭のやり取り等は発生しない。乗客のマスク着用及び消毒液の持参は必須であり,これに加え,手袋を着用することが望ましい」と述べました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047