5月4日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 感染者数
●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は115名です。
●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は4,028名です。
●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。
(1)アルマティ市:1,317名(+32名)
(2)ヌルスルタン市:701名(+11名)
(3)クズルオルダ州:214名(+0名)
(4)シムケント市:213名(+2名)
(5)西カザフスタン州:193名(+20名)
(6)アティラウ州:184名(+7名)
(7)アクトべ州:160名(+7名)
(8)カラガンダ州:159名(+4名)
(9)アルマティ州:156名(+7名)
(10)ジャムブル州:154名(+6名)
(11)パヴロダール州:150名(+0名)
(12)トゥルケスタン州:143名(+8名)
(13)アクモラ州:101名(+1名)
(14)マンギスタウ州:74名(+9名)
(15)コスタナイ州:50名(+0名)
(16)北カザフスタン州:30名(+0名)
(17)東カザフスタン州:29名(+1名)
その他:死亡者27名(+0名),快復者1,134名(+78名)
2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。
(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)感染者数について
●昨5月3日中に確認された感染者数は63名である一方,89名が快復し,一日当たりの快復者数が初めて感染者数を上回りました。また,昨日の感染者増加率は2%であり,カザフスタンにおいて初めて感染者が確認された3月13日以降,最も低い増加率となりました。
●エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は,本5月4日のブリーフィングにおいて「検疫環境の遵守は感染状況の安定化を可能にした。感染状況に鑑みれば,現在の検疫措置を段階的に緩和していくべきである。我々は徐々に通常の生活に移行しなければならない」と述べつつも,検疫措置の緩和は状況に応じた段階的なものとなると強調しました。同医師によれば,過去2週間のカザフスタンにおける感染増加率は7%以下であり,3月中の感染例が主に接触者及び海外からの帰国者であった一方,4月の感染例は予防検査の結果によるものとのことです。同医師は「4月中に確認された感染例の内,52%(1,862件)は予防的検査によって発見されたケースである」と述べました。
(2)病院・治療・防疫等対応について
●ビルタノフ保健大臣は,SNS上に掲載されたインタビューにおいて「カザフスタン保健省内では2度の感染事例があり,我々は2度,検疫下に置かれている。我々は自己隔離の環境下で働いている」と述べました。アフメトシャリプ同省報道官は,同大臣のコロナウイルス検査結果は陰性であったと述べています。
●カザフスタン民間航空委員会は,乗客及び乗務員の航空機搭乗に際するPCR検査の陰性結果証明書(スプラフカ)の提示要件を見直し,同スプラフカ提示の代わりに,空港内に特別ポストを設け,体温検査及び発熱がある場合にはエクスプレス検査を実施することを提案しています。また,同委員会は,「情報が偽装され,不明瞭になる可能性がある」として,乗客及び乗務員に対するアンケート実施を見直すよう提案しており,「乗客については乗客リスト及び予約情報の提出,乗員については業務指令書の情報で十分であると考えている」と指摘しています。
●ヌルスルタン市行政府によれば,市内各施設における1人当たりのPCR検査にかかる費用は以下のとおりです。同検査の陰性結果証明書(スプラフカ)の有効期間は7日間であり,期限を過ぎた場合は再度PCR検査結果を受診する必要があります。
・国立科学医療センター(ННМЦ):1万テンゲ
住所:アブライ・ハン通り42
電話番号:8 7172 57 76 09
・国立科学医療センター小児心臓外科:1万テンゲ
住所:カバンバイ・バティル通り27
電話番号:8 7172 44 58 20,8 708 425 36 85
・臨床診断研究所「オリンプ」:1万9760テンゲ(事前予約が必要)
住所:レスプブリカ通り2/1,ゲーテ通り3,モミシュラ通り16,アブライ・ハン通り12/1,マンケント通り2(出張所)
電話番号:8 701 961 70 08(SMSメッセージまたは「WhatsApp」)
・共和国国営企業「国立鑑定センター」ヌルスルタン市支部:1万1500テンゲ
住所:ジェルトクサン通り46
電話番号:87172 31 54 09,8 7172 59 00 77
(3)その他
●カザフスタン国内で流布されている「非常事態宣言期間が7月24日まで延長される」との噂に関し,公式発表(coronavirus2020.kz)は「同噂は,テレビ『ハバル24』において放送されたフランスにおける非常事態宣言の延長に関する報道に関するものであり,カザフスタンにおける非常事態宣言とは無関係である」と説明しました。
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047