新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン国内感染者数、包括的外出禁止令の再発令の可能性等:8月19〜22日分)

●22日(土)、1日当たりの市中感染者が10名を越える状態が7日間に亘り継続したため、政府は規制強化を決定しました。

●政府は、28日(金)から、アンマン県及びザルカ県その他の懸念すべき感染者数急増が観測される県において、金曜日の包括的外出禁止を行う計画であると発表しましたので、ご注意ください。

●政府は、25日(火)以降、全ての県における外出禁止時間が変更され、午後11時から午前6時まで(経済活動は午後10時まで)となると発表しましたので、ご注意下さい。

●政府は、新規感染者数につき、8月19日は44名(市中感染者43名)、20日は16名(市中感染者14名)、21日は34名(市中感染者25名)、22日は44名(市中感染者29名)で、累計の感染者数は1,576名となったと発表しました。ヨルダン国内での感染者が増加傾向にありますので、引き続き感染予防措置をとるようお願いします。

1 22日、アダーイレ・メディア担当相は、新たな新型コロナウイルス対策を発表したところ、概要以下のとおりです。

(1)22日(土)、1日当たりの市中感染者が10名を越える状態が7日間に亘り継続したため、政府は規制強化を決定した。

(2)28日(金)から、アンマン県及びザルカ県その他の懸念すべき感染者数急増が観測される県において、金曜日の包括的外出禁止を行う計画である。

(3)25日(火)以降、全ての県における外出禁止時間が変更され、午後11時から午前6時までとなる。また、経済活動は午後10時までとなる。ラムサ―地区については、現在の安定した感染状況が継続する場合、他県と同様の外出禁止時間となり、25日(火)から隔離が解かれる。

(4)アシュラフィーエ地区の教会における礼拝者複数の感染を受け、23日(日)から、アンマン県及びザルカ県の教会における日曜ミサを感染予防のため中止する。

(5)政府のコロナ対策方針(6月策定)では 、1日あたりの感染者数が10名以上の状態が7日間続けて確認された場合、現在の「緩和されたリスク」段階から「中リスク」段階へと引き上げることとなっているが、経済・社会的悪影響と我々の感染に対応する能力向上を踏まえ、当該対策方針は更新され、各県、地域、町、地区レベルが基準となる。そのため、「中リスク」段階への移行は行われず、感染者の多い地区ごとの隔離や外出禁止のみが課せられることとなる。

2 ヨルダン国内感染状況

 ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。

(1)新規感染者数につき、新規感染者数につき、8月19日は44名(市中感染者43名)、20日は16名(市中感染者14名)、21日は34名(市中感染者25名)、22日は44名(市中感染者29名)で、累計の感染者数は1,576名となったと発表しました。内訳は次のとおり。

 ア 19日:計44名

   21名:ラムサー(3名)、アンマン(15名)、ザルカ(2名)、アカバ(1名)で確認された感染者

   22名:サウジ国境で確認された感染者

1名:サウジ国境で確認されたトラック運転手

 イ 20日:計16名

   14名:イルビド(1名)、アンマン(10名)、ザルカ(2名)、アジュルーン(1名)で確認された感染者

   2名:サウジ国境で確認されたトラック運転手

 ウ 21日:計34名

   19名:アンマンで確認された感染者(10名は感染者との濃厚接触者、9名はファイサリーというサッカークラブから報告された者)

   6名:イルビド(4名)、ザルカ(1名)、バルカ(1名)で確認された感染者

   6名:サウジ(1名)、カタール(1名)、ウクライナ(1名)、UAE(1名)、米国(1名)からの帰国者及び同感染者の同行者(1名)

   3名:サウジ国境で確認されたトラック運転手

 エ 22日:計44名

   28名:アンマンで確認された感染者(25名は感染者との濃厚接触者、3名は調査中)

   1名:マフラクで確認されたシリア国境で勤務する者

   13名:カタール(1名)、オマーン(2名)、サウジ(1名)、トルコ(2名)、米国(7名)からの帰国者

   2名:サウジ国境で確認されたトラック運転手

(2)治療者数は、8月19日は16名、20日は2名、21日は1名、22日は6名。

(3)PCR検査件数は、8月19日は7,294件、20日は7,758件、21日は7,367件、22日は8,934件を実施し、総検査数は737,273件となりました。

 本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

 夜間外出禁止令は、午前0時(経済活動は午後11時まで)から午前6時までです(25日(火)以降は午後11時(経済活動は10時まで)から午前6時までとなります)。これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 田口

TEL:962−6−5932005

FAX:962−6−5931006

P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan

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