在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(8月17日)

 8月17日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●累計感染者数は103,033名です。

●累計死亡者数は1,269名です。

●累計快復者数は82,777名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は18,606名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は218名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する報道等は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●8月14日に新規に確認された感染者数は439名(うち無症状180名)です。

 8月15日に新規に確認された感染者数は409名(うち無症状213名)です。

 8月16日に新規に確認された感染者数は337名(うち無症状172名)です。

(2)検疫

●8月15日付け国家主任衛生医師令第48号が発表されています。概要は次の通りです。

◎「国営企業カザフスタン鉄道』」は、次を執行する。

・近郊旅客列車(エレクトリーチカ)の運行は休止する。

・通勤列車を除き、旅客用の乗合車両の編成を認めない。

◎各州知事、アルマティ市・ヌルスルタン市・シムケント市長、中央国家機関、司法擁護機関、特別機関は以下を行うこと。

(当館注:以下のうち、認可されることは原則として国家主任衛生医師令43号を遵守する限りにおいて認められます。)

1 都市間のバス・マイクロバスによる移動を一時停止する。

2 興業、スポーツ行事、展覧会、フォーラム、会議、家族行事、祝典行事、記念行事(パーティー、結婚式、記念祭、法事)など人の集まる行事は、室内外を問わず禁止。

3 娯楽施設(カラオケ、ビリヤード、コンピュータクラブ、ナイトクラブ、ボウリングセンター、子供向けの遊戯広場、室内のアトラクション施設、トランポリン等)、映画館、馬券屋などの営業は禁止。

4 あらゆる文化施設(劇場、コンサートホール、博物館、展覧会等)の活動は禁止。

5 宗教施設(モスク、教会、聖堂、シナゴーグ等)の活動は一時停止。

6 児童の保養施設の活動は禁止。

7 就学前児童の健康キャンプの活動は禁止。ただし、15人以下でのグループで、国家主任衛生医師令43号を遵守する場合は除く。

8 フードコート、パーティーホールの営業は禁止。

9 プール、市の公共ビーチ、室外のアクアパークの営業は禁止。

10 ショッピングセンター、ブティックの営業は、混雑率30%以下、4平米/人以上のスペースがある場合、認められる。

11 非食料品および食料品の屋内市場の営業は混雑率30%以下、4平米/人以上のスペースがある場合、認められる。

12 美容院、理髪店、スパセンター、化粧サービスを提供している施設の営業は、事前予約制で、4平米/人以上のスペースがある場合、認められる。

13 児童矯正施設、子供と大人のための教育センターの営業は、5人以下のグループで、事前予約制がある場合、認められる。

14 就学前児童の保育施設の営業は、15人以下のグループに限り認められる。

15 室外のアトラクション施設の営業は認められる。

16 フィットネスセンター、(プールのない)スポーツ健康センターの営業は、事前予約制で混雑率50%以下、5平米/人以上のスペースがある場合、認められる。

17 (プールのない)バーニャ、サウナの営業は、混雑率50%以下、5平米/人以上のスペースがある場合、認められる。

18 個人・団体の室外でのトレーニングは(1グループ5人以下で)認められる。

19 国家代表チーム、クラブチームのスポーツトレーニングは(30人以下、非接触型検温実施、スポーツベースでの宿泊に限り)認められる。

20 公共交通機関(ピーク時のバスの運行量増加、車掌の添乗、終点での消毒作業、車内の窓を全て開放、着席定員での運行)は認められる。

21 個人の自動車による地域間の移動は認められる。

22 国家機関、準国家機関、国営企業、他の機関、個人企業の活動は認められる。右に際し80%以上の従業員はテレワークする(定員が30名以上の企業・機関)。

23 医療センター(予約制)の営業は、ゾーニング、より厳しい衛生疫学的基準を遵守する限り認められる。

24 観光施設および宿泊施設(ホテル、休息の家、観光基地等)の営業は混雑率80%以下において認められる。

25 薬局、食料品店(ミニ・スーパー・ハイパーマーケット)、食料品・非食料品の室外市場の営業は認められる。

26 外食店の室外営業および定員30名以内の室内営業は、人の集まる行事を行わない限り認められる。

27 不断の製造サイクルを有する工業、屋外における建設業、農業・漁業・畜産業は認められる。

28 非接触型住民サービス(洗車、自動車・家電修理等)の営業は認められる。

29 ビジネスセンター(保険会社、弁護士事務所、公証場、会計事務所、コンサルタント、不動産会社、広告業、法執達吏等)、両替所、質屋の営業は認められる。

30 役所の営業は、9時から18時までに限り認められる。

31 郵便局「カズポチタ」の営業は営業時間を制限し、最大限オンラインサービスを活用する形で認められる。

32 公園、広場、辻広場、河岸通り、その他の娯楽設備のない住民の憩いの場を訪れることは、3人以下もしくは1家族以内で、ソーシャルディスタンスを確保する限りにおいて認められる。

33 公共交通機関、タクシー、工業地帯、空港、保育園、食料品・非食料品市場、その他公共の場所では衛生管理・消毒作業を行う。

34 金融機関の営業は営業時間・人員を制限した上で、カザフスタン国立銀行及びカザフスタン金融市場発展管理局の指示に基づき認められる。

35 休日には次のような制限措置が行われる。

・公共交通機関の運行制限。

・65歳以上の方の外出制限

・ショッピングセンター等は、その内部の食料品を扱うスーパー・薬局を除いて営業を休止する。

・室内市場にある食料品・非食料品の営業停止。

・ビューティーサロン、理髪店、スパ、美容サービスを行う施設の営業停止。

・フィットネスセンター、スポーツ健康センターの営業停止。

・公共バーニャ、サウナの営業停止。

・児童・成人用教育センター、児童矯正施設の営業停止。

・室外アトラクション施設の営業停止。

◎各州・アルマティ市・ヌルスルタン市・シムケント市の首長、並びに、アルマティ市・ヌルスルタン市・シムケント市の商品・サービス品質安全管理局、各州・アルマティ市・ヌルスルタン市・シムケント市の警察当局は、検疫措置・活動を許可された施設の衛生・消毒体制の遵守状況を監督しなければならない。違反が発見された場合には然るべき行政措置が取られる。

◎国際旅客航空便により到着する乗客に対する制限国と制限措置のカテゴリーは次の通りです。

第1カテゴリー(1.検温、2.問診票記入のみ):中国、韓国、日本、ジョージア、タイ、ハンガリー、インド、ドイツ、チェコ、マレーシア、UAEベラルーシ、トルコ、エジプト、ウクライナ、オランダ、ロシア

第2カテゴリー(1.検温、2.問診票、3.カザフスタン到着前5日以内に発行されたPCR検査によるCOVID-19陰性証明書のある乗客は制限なし。4.PCR陰性証明書が無い場合は到着地(外国籍)もしくは居住地(カザフスタン国民)で到着後48時間以内に必ずPCR検査を行うとの申告書を提出するか、14日間の自宅検疫);ポーランドウズベキスタンタジキスタン、並びに、第3カテゴリー諸国からの不定期便(里帰便およびチャーター便)

第3カテゴリー(第1及び第2カテゴリーの国を除いたすべての国);定期航空路線は禁止される。

(当館注)以上の国家主任医師令第48号の原文は以下にて参照可能です。

https://www.gov.kz/memleket/entities/kkkbtu/press/news/details/postanovlenie-glavnogo-gosudarstvennogo-sanitarnogo-vracha-rk-ob-ogranichitelnyh-karantinnyh-merah-i-poetapnom-ih-smyagchenii-48-ot-15082020-g?lang=ru

(3)生活

●ヌルスルタン市のCTS(City Transportation Systems)は、8月17日より近郊バスを再開することを発表しました。

CTSは8月16日、「翌8月17日から近郊路線を再開する。バスは6時から22時まで運行される。全ての近郊バスは、市内バスと同様、消毒作業が行われる」と伝えました。

◎乗客はマスク着用を義務付けられ、運賃はキャッシュレス決済での支払いとなります。

CTSは「8月22、23日はヌルスルタン市国家主任衛生医師令により公共交通が停止される」と付け加えました。

(4)国際航空便

●トルコのカライスマイログル交通・インフラ大臣は、トルコ・カザフスタン間の航空便を9月1日より再開する旨を発表しました。

◎8月7日にアンカラで、トゥグジャノフ副首相およびツォイ保健大臣を団長とするカザフスタン代表団がトルコのコジャ保健大臣と、航空便の再開に関する会合を行いました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047