在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(10月19日)

 10月19日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●感染者累計数は109,508名です。

●死亡者累計数は1,768名です。

●快復者累計数は105,030名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は35,965名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は382名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎快復者累計数は28,223名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する発表及び報道は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●10月15日に新規に確認された感染者数は108名です。

●10月16日に新規に確認された感染者数は100名です。

●10月17日に新規に確認された感染者数は104名です。

●10月18日に新規に確認された感染者数は102名です。

(2)検疫・医療等

●プラリエヴァ・ヌルスルタン市国家主任衛生医師は、ヌルスルタン市の検疫制限措置強化に関する医師令に署名しました。医師令の概要は以下のとおりです。

◎市の公共交通の営業(ピーク時の運行本数を増やし、終点で消毒作業を行い、全てのドアを開放し、乗客の手の届く場所に消毒液を設置し、ソーシャルディスタンスを確保し、乗客と運転手がマスクを着用した上で)は、平日・土曜日は6時から23時までの運行とし、日曜日は運休する。

◎子供と大人のための教育センター、子供の成長センター(予約制で、10名以内のグループ利用)の営業は、強化された衛生疫学的措置、感染症対策を施した上で、平日の9時から18時までの営業とし、休日・祝日の営業は禁止する。

文化施設(個人及び30名以内のリハーサル利用、劇場の混雑率は50%以下かつ50名以内)、図書館、博物館、美術館、展覧会は衛生疫学的措置・感染症対策を施し、65歳以上の者の来訪を制限することとする。

◎興行、スポーツその他の人の集まる行事、家族行事、記念行事、ミーティング、行進などの実施は禁止。

◎娯楽施設(ビリヤード場、カラオケ、ボウリングセンター、コンピュータークラブ、ナイトクラブ、子供のための遊戯広場、室内アトラクション施設、トランポリン、私設馬券屋、ゲームセンター、宝くじ売り場等)への来訪は禁止。

●ヌルスルタン市行政府は、市内の40〜65歳の人々の間でCOVID-19の感染者増加がみられることを発表しました。

◎市行政府プレスリリースは、「当初は市内のCOVID-19感染者は、男性の比重が高く60.3%を占めていたのに対し、9か月間で女性感染者の割合が高まり、53%となっている」と述べました。

◎市の情報によれば、現在ヌルスルタン市内では一日に3〜20例の有症状のコロナウイルス患者が確認されており、大人にも、就学児童の間にも広まっています。最近2週間で124例のCOVID-19症例が確認され、うち有症状者は56%でした。

◎市行政府は、「最近4日間の再生産率は1を超えており、1.33、1.21、1.26、1.06と推移している。これでは市内の検疫措置を緩和することができない」と指摘しています。

◎また、8月1日から10月14日にかけて、561例のCOVID-19の兆候がある肺炎が確認され、その中には児童・少年少女の症例が4件確認されています。

◎市行政府の情報によると、3月13日から10月14日にかけて、ヌルスルタン市内で14,234例のCOVID-19患者が確認され、うち8,732例が有症状、5,502例が無症状でした。市内の感染率は、国内全体の平均よりも2.1倍高く、人口10万人当たり1,229.7人となっています。カザフスタン全体では人口10万人当たり595.9人です(原文のまま)。

●トセクバエフ保健省付属健康促進共和国センター長は、コロナウイルス第二波が来た際に病床数の不足を防ぐために個別の医療センターとボランティアを募集する旨を発表しました。

◎同氏はブリーフィングで、「現在対策措置をとっており、コロナウイルスの第二波が発生した際、医療従事者の不足は起こらないだろうと考えている。(中略)この準備は共和国の予算で実施され、若い専門家を準備し、動員している」と述べました。

◎同氏は、次のCOVID-19の波が押し寄せた場合、感染症との闘いのために個別の医療機関の医療従事者、学術機関の職員、ボランティアが動員されるだろうと付け加えました。

◎以前、ツォイ保健大臣は、次のCOVID-19の波はカザフスタンでは11月〜12月頃に来るのではないかという予測を発表し、「起こりうるコロナウイルスの第二波とウイルス性感染症や風邪の流行と重なる」と指摘していました。

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は、コロナウイルス感染症を予防するための更なる措置の導入に関する医師令を発表しました。医師令の概要は以下のとおりです。

◎10人以上の人が参加する大規模な行事は引き続き禁止。

◎カラオケ、水タバコ場、ビリヤード場、ナイトクラブ、ボウリングセンター、室内アトラクション施設、フードコート、映画館、娯楽施設内の子供のための遊戯広場、休日の食料品・非食料品を扱う室内市場の営業は禁止。

◎公共外食施設の営業は7時から23時まで。

◎モニタリンググループが制限措置を遵守しているか、監視活動を行う。

◎公共交通機関は、人の流れが密になることを避ける目的で、23時まで全路線を運行する。

◎週に一度、集合住宅の玄関口と児童用広場の消毒作業を行う。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047