【邦人被害】スキミング被害の発生

・当地においてスキミング被害が多発しており,今般邦人2名が被害にあいました。カード情報をスキミングし,電話料金等比較的少額の引き落としを継続的に行う手口を特徴としています。

・当地警察によると,レジで精算時に用いるカードリーダーと同じ外観の偽カードリーダーを使用したスキミングが発生しており,犯行に使用した偽カードリーダーが多数押収されているとのことです。

1 イカ在住の邦人2名が,自身のBBVAの銀行口座の明細を確認したところ,身に覚えのない不正な送金が,2月3日及び6日に行われていることに気がつきました。金額は,2人とも 2回の送金の合計額が20ソーレス,支払先は「BITEL RECARGA」(携帯電話会社の追加データ購入)となっていました。

 また,昨年末よりリマ市やタクナ州でも同様の邦人被害が発生しています(同様に「BITEL RECARGA」への支払い)。

2 当地警察当局等によると,レジで普段精算に用いるカードリーダーと同じ外観の偽カードリーダーが多数押収されており,レジ支払時にカードを挿入して暗証番号を入力しても通信待機のエラーが表示され、その間にカード情報と入力した暗証番号が盗まれる仕組みになっているとのことです。

 その他、レジの真上に偽の防犯カメラを取り付け、暗証番号を盗み取る手口も確認されています。

3 注意点・対策

(1)普段から口座明細を定期的にチェックし,口座から身に覚えのない引き落としや送金がないか確認してください。本件のような比較的少額で気づきにくい被害額でも放置すれば多額の被害となることがあります。

(2)キャッシュカードの利用時には,ATMのカード挿入口に小型のカードリーダーが取り付けられていないか確認してください。

(3)クレジットカードの利用時には以下にご注意ください。

 ・なるべく信頼のおける店舗や飲食店で使用する。

 ・旅行などで初めて訪れた小規模な飲食店等での利用はなるべく控える。 

 ・カード精算時に真上に防犯カメラ等の撮影機器がないか確認する。

 ・暗証番号の入力時に手で覆うなどして周囲に見えないようにする。

 ・精算時にクレジットカードが読み込めず別のカードリーダーを用いようとする場合は,一旦カード精算を断り現金で支払う。

 

【問い合わせ先】

在ペルー日本国大使館 領事部

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電話:(+51-1)219-9551

Fax :(+51-1)219-9544

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