・被害者の話では,事件発生以前に,不審な男が警察官を名乗り自宅を訪問し,被害者が家を明ける日について尋ねてきました。
・犯罪者は,犯行の前に場所の下見やターゲットに関する下調べを行うことがあります。
・悪い意味で慣れることなく,犯罪の兆しをキャッチできるよう,日頃から緊張感と警戒心を持って過ごしてください。
当地では,偽警察官(私服,バイク利用)が路上において声を掛け,身分証の提示を求めてくる事案が多発し,盗難被害も出ております。これは欧米人も同様で,日本人に限ったことではありません。
本件被害に関し,警察官を名乗る男が被害者宅を訪れ,情報を聞き出しています。被害者の話から,この不審者と事件の犯人が同一人物ではないかと疑われます。なお,この者は制服警察官ではなく,一般の警備員のような服装(茶色ズボンを着用)であったとのことです。
『自称』警察官が現れましたら,以下のように心がけてください。
○まず疑い,相手にしない。
○付近に制服警察官や歩行者がいれば,協力・助けを求める。
○相手に身分証の提示を求め,よく確認する。
○身分証に似せた自作のカード類を少しだけ見せることがありますが,はっきりと見えるように提示させ,氏名,所属部署,階級,上司は誰か,連絡先を明示させる。(本物の警察官であれば,この求めを拒否することは通常考えられません。)
○可能であれば,上記の情報を記録(メモ)する。相手が示した情報を元に,その場でコンタクトを取る。
○相手の身分関係がはっきりせず,曖昧な回答,態度を示すのであれば,要求に応じない。
○最寄りの警察署または166番(ベナンの110番),日本大使館(又はご自身が勤務する会社や組織)に状況説明と確認の電話をすると申し向ける。(緊急時にも備え,最寄りの警察署の連絡先,所在地を予め調べておいてください。)
当地では,制服警察官が2人組となり,バイクを利用(POLICEと表記有)して街頭に立ち,パトロールを行っているとのことです。また,私服のおとり捜査官のような者も存在しないということですので,特に私服で警察官を名乗り,あたかも警察業務を行っているかのように装う者については偽者と判断することができます。
当地はアフリカの中では治安が良い方だと言われますが,泥棒,詐欺,強盗や殺人等の凶悪事件が発生しないということではありません。私たちは外国人という立場であり,容姿の違いから非常に目立つため,犯罪のターゲットにされる確率は高くなります。
何よりまず,犯罪被害の当事者とならないように,防犯対策を講じてください。もし被害に遭われた際には,速やかに警察へ届け出るとともに,当館へもご連絡くださいますようお願いいたします。
(現地大使館連絡先)
○在ベナン日本国大使館
住所:Zone Residentielle de Cotonou sis a Djomehountin, 12eme arrondissement, COTONOU, BENIN(郵便物宛先:Ambassade du Japon 08 B.P.283 Tri Postal, Cotonou, Benin)
電話:(市外局番なし)21-30-59-86 (執務時間外・緊急の場合)97-97-56-99
国外からは(国番号229)21-30-59-86
FAX:(市外局番なし)21-30-59-94
国外からは(国番号229)21-30-59-94
ホームページ:https://www.bj.emb-japan.go.jp/j/
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