新型コロナウイルスに関する注意喚起(台湾における新たな感染症例(2例))

 28日,衛生福利部疾病管制署のプレスリリースにおいて,中央流行疫情指揮中心(感染症指揮センター)は,台湾において新たに2例の感染者を確認した旨,当該感染者は両名とも武漢市在住の70歳代の中国籍の女性で,1月22日に台湾に観光で訪れたが,1月25日に発熱症状が見られ,検査の結果,本(28)日,確定診断がなされたが,現在,肺炎の症状は出ておらず,病状は安定している旨,これにより台湾における累計感染症例が7例となった旨発表しました。

 指揮センターの統計では,新型コロナウイルスに関し,累計で530名の通報があり,上記のとおり確定診断7名,269名が感染していないと判明,残りは隔離検査中(一次検査陰性98名,その他は結果待ち)となっているとのことです。

 また,指揮センターは,28日,渡航防疫レベル第3級「警告」(Warning:最も高いレベル)の範囲について,これまでの湖北省のみから,中国大陸全域(香港・マカオ含まず)にまで拡大し,全ての不必要な渡航を避けるように要請する旨渡航情報の引き上げを行いました。

 衛生福利部は,手洗いの励行・マスクの着用等の衛生対策の実施,市場や人混みに近付かない,野生動物との接触を避ける等の注意喚起を行っている他,海外から台湾に戻った後14日以内に発熱・咳等の疑わしい症状がある場合には,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(いずれも中国語・英語のみ)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,速やかに医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。

 なお,同部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。

<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw

 邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。

(以上)