【注意喚起】雨季における陸路移動について

○これから雨期に入り、ラオス国内の道路状況は悪化しますので、陸路で移動される場合には細心の注意を払いましょう。

○特に、カシー・ナーン道路及び国道4C号線は、毎年雨季になると土砂崩れ等が起こっており、当局が注意を呼びかけています。

○バンビエン以北の国道13号線も安全とはいえませんので、雨季の車による移動はお勧めできません。

1 報道によると、昨年の豪雨で被害を受けたビエンチャン県カシー郡とルアンパバーン県ナーン郡とを結ぶ道路(カシー・ナーン道路)の68km地点付近、及び国道4C号線の一部については、現在修復作業が進められているが、道路状況はまだ悪い模様です。当局は、トラック等の重い車両で走ることは避け、雨天に運転する場合は細心の注意を払うように呼びかけています。

2 昨年は、同道路において大型バスの転落死傷事故が発生したほか、邦人が土砂崩れに巻き込まれた被害もありました。

3 報道では、国道13号線でプークーン郡を抜けるルートの方が安全とされていますが、国道13号線についても、バンビエン以北は急勾配の悪路の山道が続くので、スリップによる転落事故、落石や崖崩れに巻き込まれる危険があります。また、過去には夜行バスに対する襲撃事件も発生していることから、やむを得ず利用する場合は、夜間の通行を避けるとともに、熟練の信頼できるドライバーに運転させるなどの十分な注意が必要です。

4 また、北部に限らず、雨季に陸路で移動することは一般的に危険が伴います。特に長距離バスは、悪路に加え整備不良や運転ミス等の要因で、スリップに伴う横転や転落等の事故が毎年あります。本年4月にも、ビエンチャン・チャンパサック間を結ぶ夜行長距離バスが橋から転落して10数名が死傷する事故が発生しています。夜間の利用は控えるとともに、日中の便であっても、天候やルートの道路状況等を事前によく確認しておくことをお勧めします。

【問い合わせ先】

ラオス日本大使館領事班

電話:021-414-400〜403

メール:consular@vt.mofa.go.jp