カシー・ナーン道路における死傷事故の発生

○19日夕、ルアンパバーン県ナーン郡を走行中の団体観光バスが転落し、乗客13名が死亡する事故が発生しました。

○雨季における地方都市への陸路移動は危険です。長距離バスのご利用は可能な限りお控えください。

1 報道によると、19日夕、46人乗りの団体観光バスが、ルアンパバーン県ナーン郡ナムアン村のナムガオ橋から約100m下方へ転落し、中国人観光客13人が死亡、残りの乗客も全員負傷し病院へ運ばれた模様です。

2 ビエンチャンルアンパバーンを結ぶカシー・ナーン道路は、国道13号線より近道となりますが、急勾配や急カーブが多く、特に雨季には土砂崩れが多発するなど道路状況が非常に悪いため、本年5月末には当局より注意喚起が出されていました(当館からも注意喚起発出済み)。今回の事故原因はまだ特定されていませんが、当局は、急勾配かつ急カーブの続く悪路により運転手が車を制御できなかった可能性もあるとしています。

なお、国道13号線についても、バンビエン以北は急勾配の悪路の山道が続くので、スリップによる転落事故、落石や崖崩れに巻き込まれる危険があります。

3 北部に限らず、雨季に陸路で移動することは一般的に危険が伴います。天候やルートの道路状況等を事前によく確認しておくことをお勧めします。特に長距離バスは、悪路に加え整備不良や運転ミス等の要因で、スリップに伴う横転や転落等の事故が毎年ありますので、可能な限り利用を控えてください。

【問い合わせ先】

ラオス日本大使館領事班

電話:021-414-400〜403

メール:consular@vt.mofa.go.jp