「セマナ・サンタ(聖週間)」における各種被害・事故防止

セマナ・サンタを安全で楽しく過ごすため,連休中の様々なリスクについて改めてご確認頂くようお願い致します。

 ニカラグアでは,3月29日〜4月1日はセマナ・サンタ(聖週間)のため4連休となり,多くの人が地方の観光地や保養地などに旅行に出かけます。特に,レオン,グラナダなど各種イベントが開催される観光都市,及びサン・フアン・デル・スル,コーン島などのビーチリゾートには,大勢の観光客が集中します。連休中は気分が開放的になり,警戒心が緩む傾向にあるため,犯罪被害,交通事故,水難事故などのリスクが高まります。

1 犯罪被害

 ニカラグア国内における強盗事件は,判明しているものだけでも年間約6,000件発生しており,一部報道では,オートバイ乗りの男らによる拳銃使用の強盗,ひったくり等の事件は,本年に入って増加傾向にあると言われています。

 連休中は,観光客を狙った強盗,ひったくりのほか,家人の長期不在を狙って,居宅内に侵入する空き巣被害が発生しやすくなります。外出の際は,戸締まりを確実に行い,部屋の電気,テレビ,ラジオ等を点けておくなどの防犯対策を講じることをお勧めします。

【基本的防犯対策】

○ 夜間・早朝は出歩かない。

○ 所持品から目を離さない(自動車内に物を放置しない)。

○ 危険箇所を確認し,近づかない。

2 交通事故

 連休中,都市部を始めとした観光地では,セマナ・サンタを祝う各種イベントが開催されます。このため,周辺道路の混雑が予想されるとともに,飲酒運転の車・オートバイの増加により,交通事故のリスクが一層高まります。

また,交通事故死者数の増加を背景に,警察当局による交通取締りは一層厳しくなっており,連休中,都市部を始めとした主要幹線道路において,飲酒運転のドライバーを対象とした一斉検問が実施されます。

【交通事故防止対策】

○ 時間に余裕をもって運転する。

○ 車間距離を十分に保つ。

○ 危険な追い越しをしない。

○ 昼間でもライトを点灯する。

  

3 水難事故

 今月に入り,ニカラグア国内で多数の水難事故による死者が発生したことを受け,ニカラグア政府は,セマナ・サンタを前に水難事故に対する警戒を呼びかけています。

 水難事故の大部分は死亡事故に発展します。太平洋沿岸のビーチには防波堤やテトラポットの設置がないため,波が荒く,体調不良時の遊泳や子どもだけで遊ばせる行為は非常に危険です。また,ライフセーバーや救急隊の配備が不十分であるため,万が一事故に遭った場合,第三者による救助は期待できません。

【水難事故防止対策】

○ 水流,水深,水温などの危険箇所を確認する。

○ 体調が悪いときやお酒を飲んだときは泳がない。

○ 子供だけで遊ばせない。

【お問い合わせ先】

ニカラグア日本国大使館 領事班

Embajada del Japon en Nicaragua, Encargado consular

TEL:(505)2266-8668〜8671 FAX:(505)2266-8566

MAIL: consuladojp@mg.mofa.go.jp

緊急時:(505)8853-3130