邦人犯罪被害事例(4月30日:フェズ)

フェズの新市街において,乗車中のレンタカーへの侵入盗の被害が発生しましたので,ご連絡いたします。この手口による邦人被害は初報告ですが,モロッコでは,信号待ちしている際に開いている窓から腕を伸ばし貴重品を持ち去る手口は一般的にあるようです。

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様

邦人犯罪被害

発生日時:4月30日(土)18時〜19時頃

発生場所:フェズのハッサン2世通り

被害手口:自動車への侵入盗

害者:20代男性

概要:

 被害者は,4月30日(土)夕刻,フェズ新市街のハッサン2世通りでレンタカー(助手席に友人)に乗車中のところ,男性2名が後部座席に侵入し、カメラ等の貴重品が入ったカバンを持ち去った。(細部状況不明)

大使館からのコメント:

 今回のケースは,友人と一緒だったとはいえ,犯人ら2名が後部座席に侵入した状況であり,誘拐又は身体への危害等の重大な被害を被った可能性があります。

 モロッコは日本ではありませんので,「ここは日本ではない」という認識を持ち,車両を運転中はドアをロックする,必要以上に窓を開けない,車両の外から見える場所に貴重品を置かない等の対策が考えられます。また,車両から離れる際は,更に駐車する場所の選定,荷物をトランクに格納する等の対策も重要です。

 モロッコでは,レンタカーを標的とするためにナンバープレート等で識別する方法はありませんが,登録されている県は識別可能ですので,遠方で登録された車両に外国人が乗車している場合に狙われる可能性があるものと考えられます。また,モロッコの多くの都市では運転マナーが決して良いものとはいえず,不慣れな運転をしている車両は目立ちますので,標的にされる一因となる可能性も考えられます。

 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#  参照)

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

在モロッコ日本国大使館領事部

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

在モロッコ日本国大使館ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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