大使館からの注意喚起(ポリオの発生)

●PNG政府は、モロベ州、マダン州及び東ハイランド州に対して、公衆衛生緊急事態を宣言しました。この3つの州では、ポリオが大発生しているようです。

●同地域に渡航する人は、予防と対策を検討してください。

パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ

 報道によれば、PNG政府は、18年ぶりに国内でポリオが大発生していることを踏まえて、モロベ州、マダン州及び東ハイランド州に対して、公衆衛生緊急事態を宣言しました。また、この事態に対応するため、約6.7百万キナ(邦貨約2億3千万円)の予算が議会で承認されました。また、WHOは約1.6百万キナ(邦貨約5千6百万円)を拠出するとともに、PNG政府を支援するため、本部及び地域事務所から3名の専門家を派遣しています。

 確認されている症例は、本年4月下旬、マダン州レイ市に住む6歳の男の子がポリオワクチン接種により感染したというものです。今回発生したポリオは、野生型ではなく、ワクチン由来のものでありますが、同地域に渡航する人は、予防と対策を十分検討してください。

 なお、テム保健大臣によると、今回の緊急事態宣言はポリオを制圧するための標準に基づいたものであり12か月続くようです。

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