降雨による洪水被害について

●フランスでは、ここ数日の雨量増加により、河川が増水を続け、一部の地域では洪水被害が発生しています。

●パリでは、セーヌ川の増水に伴い、同川沿いの道路の一部が冠水により封鎖されているほか、ルーブル美術館の一部(イスラム美術展示場部分)が一時閉鎖したり、RER(イル・ド・フランス急行鉄道)のC線の一部が一時閉鎖したりしています。

●今後も降雨継続が予想されていることから、フランスへ渡航・滞在される方は、報道等により、降雨や洪水に関する最新情報を入手、洪水被害が発生している場所には不要に近づかないなど十分注意してください。

1.報道等によれば、フランスでは、ここ数日の雨量により、河川が増水を続け、一部の地域では洪水被害が発生しています。フランス気象庁(Meteo France)は、セーヌ川ローヌ川、ソーヌ川及びその支流について警戒を呼びかけています。既にフランスの23県でオレンジの洪水警戒情報(上から2番目)が出ており、移動を制限して警戒することを促しています。

2.パリのセーヌ川の水位は25日朝6時の時点で5.41メートルでしたが、週末に向けてさらに増水が続くと予想されており、2016年6月のパリ洪水被害(水位6.10メール)に匹敵する水準になる可能性があります。既に、同川沿いの道路の一部が冠水により封鎖されているほか、ルーブル美術館の一部(イスラム美術展示場部分)が一時閉鎖したり、RERのC線の一部が一時閉鎖したりしています。

3.パリ南東部郊外のビルヌーブサンジョルジュ市(Villeneuve-Saint-Geoges)では、セーヌ河と支流のイエール川の両方が流れているため、洪水被害が発生し、市民が避難するのを支援するため軍が展開する予定です。また、パリ西方でもセーヌ川の堤防数カ所崩れ、サンジェルマンアンレー市(Saint-Germain-en-Laye)とルペック市(Le pecq)の間では、川幅が通常の2倍近くに広がっている模様です。

4.つきましては,フランスへ渡航・滞在される方は、報道等により、降雨や洪水に関する最新情報を入手し、洪水被害が発生している場所には不要に近づかないなど十分注意してください。

(関連情報サイト)

○洪水警戒情報:https://www.vigicrues.gouv.fr/niv2-bassin.php?CdEntVigiCru=7

○フランス気象庁http://www.meteofrance.com/accueil

5.海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。既に滞在している方または3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

本メールは、在留邦人及びたびレジに登録された方に配信しています。

2018年1月25日

在フランス日本国大使館領事部

電話:01−4888−6200(海外からは +33−1−4888−6200)