デモ隊の抗議活動に関する注意喚起

在留邦人の皆様へ

                                                                                     平成30年1月16日

                                                                                  在パキスタン日本国大使館

                                          〜大使館からのお知らせ〜

                                      (デモ隊の抗議活動に関する注意喚起)

【ポイント】

○ 9日、パンジャブカスールにおいて8歳の少女が暴行され殺害される事件が発生し、同地では警察や政府の不手際を非難する抗議デモが実施されています。

○ パキスタン大衆運動(PAT)は17日からパンジャブ州首席や州法務大臣の辞任、現政権の打倒を目指して、他の野党とともに全国規模のデモを実施することを表明しています。

【本 文】

1 1月9日、パンジャブカスールにおいて8歳の少女が暴行され殺害される事件が発生したことに伴い、10日からカスールでは警察や政府の不手際を非難するデモが行われており、デモ隊2名が死亡、3名が負傷しています。

2 また、パキスタン大衆運動(PAT)は17日からパンジャブ州首席や州法務大臣の辞任を求めて、他の野党とともに全国規模のデモを実施することを呼びかけています。

3 今回のデモにおいては、一部のデモ参加者が暴徒化し、2名が治安部隊により射殺されたほか、過去に実施されたPATのデモにおいてはイスラマバードで座り込みを実施したデモ隊が、長期間主要幹線道路を封鎖したため、首都機能が麻痺した経緯があります。

4 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、デモに近づかないとともに、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

(4)デモ隊の攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(レストラン、マーケット、報道機関、駅、バス停、大型商業施設等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

5 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○ 外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C226.html

○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

  海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連

絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に

備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情

報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してくだ

さい。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○ 緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)