サントリーニ島周辺における地震への警戒(続報)

サントリーニ島の周辺で地震活動が活発になっています。

サントリーニ島からのフェリーについて、混雑状況や本日の悪天候予報により運航に影響が出る可能性もありますので、ご利用予定の方は注意してください。

1 ギリシャ気候危機・市民保護省によると、サントリーニ島及びその北東にあるアモルゴス島の間の海域において1月末から地震が多発しており、2月3日付の発表では地震の規模(マグニチュード)4.9の地震が発生しました。

現時点において地震による人的被害等の報道や発表はありません。

2 同省は、地震への予防的措置として、サントリーニ島、アナフィ島、イオス島、アモルゴス島において、7日(金)まで保育園や学校を休校するとしています。また、サントリーニ市は、7日(金)まで室内公共イベントをキャンセルし、9日(日)まで建物の建築工事等を禁止します。また、報道によると、ティノス島、ナクソス島、ミコノス島等、その他キクラデス諸島でも本日4日(火)学校を休校するとのことです。

3 報道等によると、現時点では、フェリーやフライトに欠航等はありませんが、ギリシャ気象庁によると、本日4日(火)、南エーゲ海では大雨や強風が予報されていますので、ご利用予定の方は、フェリー会社等に最新情報をご確認ください。

4 ギリシャ気候危機・市民保護省は、引き続き、地域を監視、必要に応じて発表を行っていくとともに、今回の地震活動に関して次のことを呼び掛けています。

・室内における大人数の集会を避ける。

・崩壊等の恐れがある古い空家等に近づかない。

・落盤等の恐れあるため、サントリーニ島のパレオス・リメナス港湾、アムディ港湾、アルメニ港湾、コルフォス港湾に極力とどまらない。(サントリーニ市は加えて、アシニオス港湾に、船舶への乗船・下船時を除き極力とどまらないよう呼び掛けています。報道によると、3日、同地点で落盤が発生しました。)

地震の時に危険なものを建物から撤去する。また、プールの水を除去する。

サントリーニ島の市内及び郊外において、険しい地形や落盤の可能性のある場所を避ける。

・大きな地震の際には、直に海岸から離れる。

5 サントリーニ島では過去には規模の大きな地震が発生したこともあり、津波発生の危険もあります。つきましては、サントリーニ島及び周辺諸島に滞在中や渡航を予定している方は、ギリシャ当局や報道等から現地の最新情報を入手し、地震の発生に備え、状況に応じて渡航計画を変更・延期することも含め、自身の安全確保に努めてください。

<参照>

○緊急時電話番号 112番(欧州共通緊急番号)

ギリシャ気候危機・市民保護省

https://civilprotection.gov.gr/ 

地震の備え

https://civilprotection.gov.gr/en/odigies-prostasias/seismoi

アテネ天文台・地球力学研究所

https://www.gein.noa.gr/en/services-products/recent-seismicity/

○欧州地中海地震学センター

https://www.emsc-csem.org/Earthquake_information/ 

サントリーニ市

https://www.thira.gov.gr/el/egovernment/anakinoseis/3i-apofasi-lipsis-proliptikon-metron-politikis-prostasias-40000999.html

ギリシャ日本国大使館(領事部)

Embassy of Japan in Greece

46, Ethnikis Antistasseos St., 152 31 Halandri

電話 :210-670-9910, 9911

FAX :210-670-9981

メール :consular@at.mofa.go.jp

ホームページ :https://www.gr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html