マドリードのバラハス空港において 「現金での支払いができないことから、その分の現金を渡すので、自分に代わってクレジットカードで支払いをして欲しい」旨相談を持ちかけ、その一連のやり取りの中でクレジットカードをすり替える事案が、複数件確認されていますので、ご注意ください。
当館へ情報提供をいただいた事案の概要は次のとおりです。
1 バラハス空港(特定のターミナルに限らない)のチェックインカウンター近辺で黒人男性が英語で声をかけてくる。
2 黒人男性は、困った様子で、「これから日本に行くが、飛行機に乗り遅れた。チケットの変更をしないといけないが、カード決済しかできない。現金を渡すので、代わりにあなたのカードで決済をしてもらえないか」と話し、現金を手渡してくる。
3 一緒に航空会社の端末まで行き、クレジットカードを機械に入れるが、操作は完了できない(この間にクレジットカードの暗証番号を盗み見られ、他人名義のカードとすり替えられていると推測される。)。黒人男性は、「チケットを買ったときに使ったカードしか使えないのかもしれない。」などと言い、お礼を言いつつその場から離れる。
4 被害者が、カードが自分のものではないことに気がつき、カード会社に連絡をすると身に覚えのない買物の記録があることが判明する。
本事案は、親切心を逆手にとり、また、日本に関わりがある等の情報を伝えることで親近感を抱かせた上で、行われています。また、同様の手口で入手したと思われるクレジットカードを多数所持していると思われ、すり替えたクレジットカードが、一目で自分のものではないと気付かれないよう、同種のカード、且つカード番号や名義人のイニシャルが似たようなものが渡されているとみられるほか、こうした手口からも、日本人を狙っている可能性もあると考えられます。
つきましては、このような事案が発生していることを念頭に、空港を始め、外出先で同様の被害に遭わないよう十分に注意してください。
このメールは、在留届及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動配信されています。
在スペイン日本国大使館
電話: +(34)-91-590-7600(代表)
ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在ラスパルマス領事事務所
電話:+(34)-928-244-012
ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000042.html
電話:+(34)-93-280-3433
ホームページ:http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。