一連の騒擾及び新型コロナウイルス感染拡大に関する現状

●一連の騒擾を受けた非常事態宣言及びテロ警戒レベル「赤」が一部解除されました。

●新型コロナ感染状況悪化に伴い検疫が強化され、1月15日以降、全ての入国者に対し、ワクチン接種証明書の有無にかかわらずPCR陰性証明書の提示が義務づけられます。

●日本人に対する査証免除措置が1月1日から再開されています。

1 非常事態宣言及びテロ警戒レベル「赤」の一部解除について

カザフスタン州、パヴロダル州、西カザフスタン州に発令中の非常事態宣言が、13日午前7時をもって解除されました。この3地域以外では継続されます。

また、アルマティ市、アルマティ州、ジャンブル州を除く地域では情勢が安定化したとして、対テロ作戦の完了及びテロ警戒レベル「赤」の解除が公表されました。

なお、アルマティ市、アルマティ州、ジャンブル州では、騒擾に関与したテロリストやその他の犯罪に関与した人物に対する拘束作戦が継続中であり、「赤」レベルは継続されます。これらの地域では引き続き、周囲で危険が発生した場合の備えをお願いします。

2 新型コロナ感染状況悪化に伴う検疫の強化について

12日に開催されたコロナウイルス感染拡大防止に関する省庁間委員会会合で、ギニヤト保健相が、最近24時間以内の新規陽性患者が4,000人以上に達し、既に4地域の疫学的レベルが「赤」になったと報告。以下の検疫措置強化が決定されました。

(1)商業施設、ショッピングモール、カラオケ店への入店に際し、「緑」ステータス(検疫アプリ「Ashyq」の表示色。ワクチン接種済み又は1週間以内のPCR検査結果が陰性であることを表す)所持者に限定する措置を継続。

(2)13日から、スパ、スポーツ、フィットネスセンターへの入館を「緑」ステータス所持者に限定。

(3)15日から、ワクチン接種証明書の有無にかかわらず、海外から到着する全ての者に対するPCR検査の陰性証明書提示を義務化。

(4)「赤」ゾーンに入るヌルスルタン、アルマティ、シムケント、アティラウの各都市で、以下のとおり規制を強化。

ア 「Ashyq」加入施設における記念行事を除き、30人以上の集団行事の禁止。

イ 娯楽、文化施設、宗教儀式、あらゆる種類の会議・セミナーの禁止。

ウ 会食にあたり1テーブルあたり人数を4人までに制限。

エ オンライン教育を、学童は1月31日まで、高等・中等教育機関の生徒は2月6日まで導入。

オ 子供、大人のための教育センター、クラブ活動をオンライン形式に移行。

カ 国家機関、国営企業、民間企業の職員の少なくとも70%をリモートワークに移行。

キ ソーシャルディスタンス保持のため、公共交通機関の運行数を増加。

3 日本人に対する査証免除措置の再開について

カザフスタン政府は、新型コロナウイルス感染防止対策として、2020年4月17日から日本を含む57か国に対する一般査証の免除措置を停止していましたが、同措置の期限が2021年12月31日で終了しました。これにより、本年1月1日から査証免除措置が再開しています。

ただし、カザフスタン外務省によれば、日本とカザフスタンの間には直行便の運行がないことから、査証とは別に省庁間委員会許可の取得が必要とのことです。

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(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047