各種詐欺事件に関する注意喚起

2021年12月22日 メールマガジン第791号

12月某日、シュトゥットガルト市内の路上において、邦人がイタリア人を名乗る2人組から声を掛けられ、現金をだまし取られる事件が発生しました。また、インターネットによるオンライン詐欺も引き続き多発しているようです。概要は以下のとおりですので、同種事案には十分注意してください。

1.デザイナーを語った詐欺

(1)邦人が路上を通行中、外国人2名から呼び止められた。その外国人は英語を話し、自分たちはイタリア人でデザイナーとそのアシスタントであるという。

(2)そのデザイナーを名乗る男は、邦人に対し、「個展を開くために洋服を航空便で送る予定であったが、関税の関係で送ることができなくなった。必要なくなったので、この洋服をもらってほしい。」と実際に洋服を邦人に渡して安心させつつ、「その代わりに、今、レンタカーを返却しようとしたところ、カードが使えなくて困っている。後ですぐにイタリアから振り込むので、現金を貸してくれないか?」と懇願された。

(3)その男は、自分がデザイナーであることの証明としてファッションショーに出入りするためのカードと、名前、電話番号、メールアドレスが記載された名刺(いずれも現物ではなく携帯写真)を示し、邦人に連絡のためとして、それらの写真を撮らせた。

(4)邦人は何となく不信感を持ちながらも、その外国人に現金を渡すとともに、振り込むための自分の口座番号と携帯番号を教えてしまった。その後、名刺に記載されたデザイナーの名前(実在のイタリア人デザイナー)を検索したところ、その男とは全く異なる風貌であり、詐欺であることが判明した。

【注意点】

●見知らぬ人から声を掛けられても容易に信用しない。少しでも不審と感じた場合はすぐにその場を立ち去る。

●口座番号や携帯番号などの個人情報を見知らぬ人に安易に教えない。

●相手がしつこく迫ってきた場合など、身の危険を感じた場合は、躊躇せずに周りの人へ助けを求め、警察に連絡してもらう。

●犯人が凶器を所持していることも考えられるので、相手をいたずらに刺激するような言動は避け、努めて冷静を保つ。

●犯人の外見、服装、逃走方面を可能な限りメモしておく。

2.インターネット詐欺

インターネットでのオークションや仮想店舗等を通じた詐欺が増えているとのことですので、下記の「安全の手引き」やメールマガジン第751号などを参考に、十分に注意してください。

※安全の手引き(詐欺はP15)

https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100167010.pdf

メールマガジン第751号「オンライン投資詐欺に関する注意喚起」

https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/751.html

●クレジットカードが被害にあった場合は、速やかに利用停止の手続きをしてください。

・緊急停止(Sperr-Notruf):116116(カード会社を問わない)

KDDI ジャパンダイレクト:0800-080-0081(コレクトコールによる各カード会社への電話取り次ぎ。固定電話からは無料。24 時間日本語対応)

同種事案の発生等、本件に関する情報がございましたら、当館までお知らせくださいますようお願いいたします。

このメールは、バイエルン州及びバーデン=ヴュルテンベルク州在留の在留届にて届けられたメールアドレス、旅レジ及び当館メールマガジンに登録されたメールアドレスに自動配信されています。

ミュンヘン日本国総領事館

HP:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

メール:sicherheit@mu.mofa.go.jp

電話:089-4176040

FAX:089-4705710

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