●昨７月４日夜、紅海州治安委員会は、治安対策上の措置として、本７月５日午前１０時以降、ポートスーダンと外部を接続する道路・鉄道を封鎖すると発表しました。（同様に、右封鎖を踏まえ、ポートスーダンを往来する路線を扱う交通・運輸会社に対しては、ポートスーダン行きの便をすべて運休するよう通達がなされました。）
●背景には、スーダン暫定政府と現地のベジャ系部族勢力の間の緊張の高まりがあります。昨７月４日夜、同部族勢力は声明を発出し、暫定政府に対する抗議の意思表示として、本７月５日午前１１時以降、ポートスーダンと外部をつなぐ道路・鉄道を封鎖する旨発表しました。同声明では、政府側の対応次第では、ポートスーダン港が封鎖される可能性も示唆されています。
●ベジャ系部族がポートスーダン周辺のみならず、スーダン東部地域（紅海州、カッサラ州、ガダーレフ州）に広く居住していることにかんがみますと、今後、当該地域では治安機関と部族勢力間の対立がさらにエスカレートすることが懸念されます。ポートスーダンは外務省が従来「危険レベル３」に指定する地域ですが、事件・事故に巻き込まれることを防ぐ観点から、東部地域の情勢が安定を回復するまでの間、スーダン東部地域への渡航を見合わせることを改めて強く推奨いたします。
【問い合わせ先】
在スーダン日本国大使館
電話：+249(1)83 471601
メール：contact@kt.mofa.go.jp
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