強酸性の液体を用いた傷害事件の発生(注意喚起)

1 在留邦人から当館に報告された被害のうち、パリ市内において、以下のような強酸性の液体を利用した傷害事件が発生したため、被害者のご了承を得てお知らせします。

(1)2月10日(水)夕刻、パリ17区の公共空間において、邦人被害者が友人と3人でいたところ、フードをかぶり下を向いて歩いてきた3人組(男女の別不明)からいきなり顔に向けて液体をかけられた。

(2)不審なグループだったため注意していたが、グループのうち一人が液体の入ったボトル(工具店などで普通に購入できるもの)を取り出した瞬間、危険を察知し、手で顔をガードした。幸いにして顔には液体がかからなかったが、掌に火傷を負った。

(3)すぐにその場から避難した後、医者の診断を受けたところ、火傷は塩酸によるものであることが判明した。仮に顔(特に目など)にかかっていた場合、失明など取り返しのつかない事案に発展していた可能性があった。

2 2019年2月14日付けの領事メールでは、パリ市のメトロ内における硫酸を利用した事件の発生について、また、2020年11月2日付けの領事メールではいわゆるアジア人狩りについてお知らせしております。さらに、今年1月15日夕刻には、15区Beaugrenelleの公共空間で、14歳の少年が集団暴行により重傷を負う事件も発生しています。

フランスでは暴力を伴う犯罪の発生が絶えないため、犯罪に巻き込まれることのないよう、公共交通機関を利用したり屋外を移動する場合は、周囲の状況に常に注意を払い、人の少ない場所・時間帯を避けて複数で移動し、不審者・グループが近づいてきた際にはすぐにその場を離れる等、身の回りの安全に十分注意してください。

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【問い合わせ先】

在フランス日本国大使館領事部

電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)

メール:consul@ps.mofa.go.jp

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