在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(11月30日)

11月30日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●感染者累計数は131,659名です。

●死亡者累計数は1,990名です。

●快復者累計数は116,461名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は42,147名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は443名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎快復者累計数は30,535名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する発表及び報道は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●11月26日に新規に確認された感染者数は813名です。

●11月27日に新規に確認された感染者数は826名です。

●11月28日に新規に確認された感染者数は826名です。

●11月29日に新規に確認された感染者数は794名です。

(2)検疫・医療等

●アルマティ市の感染状況に関するベクシン同市主任衛生医師の発言は以下のとおりです。

◎感染事案の疫学検査によって以下の感染理由及びその比率が特定された。

・人の集まる場所の訪問(ナイトクラブ、外食店、商業センター、デパート及び市場)―33,7%

・家族の感染―28,7%

・公共交通機関による移動―18,5%

・職場での接触―13,1%

・外国からの感染流入―3,5%

・原因不明―2,1%

◎感染者数が増大している集団に属するコロナウイルス患者の年齢層は20〜39歳である。これは、ナイトクラブ、外食店、商業センター、デパート及び市場を訪問する若年層にあたり、通勤中や人の集まる場所を訪問して感染した後に家族を感染させる者も含まれる。

◎しかしながら、現行の制限措置は同市の感染増加を抑制し、グリーンゾーンに留めることを可能としている。ただし、アルマルィ地区及びボスタンディク地区での感染率指数(当館注:当館注:原文には記載されていませんが、人口10万人あたりの感染者数の模様。確認中)は各々28.5と29.4であり、高い水準が維持されている。コロナウイルス感染率指数に基づくいわゆる「リスク」ゾーンに位置するのは、アウエゾフ地区(21,2)及びメデウ地区(23,3)である。最も状況が安定しているのはジェティスス地区(0,9)及びトゥルクスィブ地区(1,0)である

●ツォイ保健大臣は、疫学的状況の悪化を受けて、保健省として12月〜1月に検疫の強化を行う可能性は排除されない旨述べました。

◎ツォイ保健大臣は、「我々は週ベースでデータの分析と将来の状況の予測を行っている。これから展開するであろうシナリオ通りに行けば、現状我々は12月〜1月頃に検疫措置を強化する可能性を見ている。全ては、我々がこれからどれだけ状況をコントロールするかにかかっている」と述べた。

◎同大臣によれば現在、東カザフスタン州のように発病率が著しく上昇した地域はあるものの、全体的に発病率低下の傾向が見られ、「現在発病率の上昇は見られるし、今後も続くだろう。しかし最も重要なのは、それがコントロールされていることである。現在我が国の病院及び感染症病院の病床使用率は22%であり、蘇生病棟の病棟使用率は17%である。つまり余力はあるし、それゆえ現在の状況は管理・制御された形であり、現在、心配すべき状況ではなく、全てはコントロールされている」と述べた。

◎同大臣は、全体的にカザフスタンの疫学的状況は悪化傾向にあると述べました。現在、共和国全体が中リスクゾーンである「イエロー」ゾーンに位置しています。高リスクゾーンである「レッド」ゾーンにおいては厳しい制限措置が執られており、東カザフスタン州、北カザフスタン州、パヴロダール州、コスタナイ州、アクモラ州が該当します。「イエロー」ゾーンとなっているのはアルマティ市であり、残りはグリーンゾーンです。

(当館注)

「グリーン」ゾーン=人口10万人あたりの感染者が50人以下で、再生産率(R)が1未満。

「イエロー」ゾーン=人口10万人あたりの感染者が20−50人で、再生産率(R)が1以上。

「レッド」ゾーン=人口10万人あたりの感染者が50人以上で、再生産率(R)が1以上。

◎ツォイ保健大臣は、結論として「11月は10月と比べて、共和国全体でのコロナウイルス発症率が3.7倍上昇した。これは、共和国全体の70%の症例が確認されている『レッド』ゾーンにある5地域の発症率上昇によるものである」と述べた。

●コスタナイ州の検疫措置が12月7日まで延長されます。

●バイコヌール市の検疫措置が12月14日まで延長されます。

(3)生活情報

●12月1日(当館注:「初代大統領の日」で当地祭日)、ヌルスルタン市の公共交通機関は通常のスケジュールで運行します。

◎これまで同様に衛生規則の遵守が求められ、マスク着用を伴わない乗車は禁止されます。

◎運賃の支払いは非現金手段のみです。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047